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20代の転職で泣かないために!最後に笑うための転職活動の基本とは?

現在、20代の転職者が急激に増えてきています。かつては終身雇用が当たり前だった時代と変わり、転職が当たり前の時代となりました。

ある調査では、20代の3人に1人は、3回以上の転職を経験しているという結果が出ています。

転職を考える理由はさまざまあるでしょう。会社や上司の考え方に不満だったり、仕事にやりがいを感じなかったり、会社の社風が合わなかったり・・・。それとも給料が安いからでしょうか?

いずれにせよ、転職をするならば、転職してから後悔して泣かないように、しっかりと転職を成功させなければいけません。

この記事では、20代で転職する人が、最後に笑うための転職活動の基本をまとめました。転職で泣かないように、いまから着実に準備をしていきましょう。

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20代の転職で成功する人、失敗する人

20代の転職で成功する人と失敗する人の違いは「自分の人生を真剣に考えているかどうか」です。

20代は多くの可能性があり、ほとんどの仕事は本人が就きたいと考えればチャレンジできるはずです。

転職で成功する人は、自分のキャリアビジョンを描いて、「なりたい自分」になるために何が必要かを、自分の問題として捉えています。

やりたいことが見つからない、わからないと嘆く人がいますが、誰かが何かを与えてくれると受身で待っている限りは、何も変わりません。

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転職はあなた自身の問題であり、他人にとっては別段大きな問題ではありません。会社が何もしてくれないと嘆いている人は、どのような企業に勤めていても不満だらけの人生で終わるでしょう。

少なくても人生の多くの時間を費やす仕事に満足感を得られなければ、幸せはつかめません。

会社は、社員が労働力を提供し、代価を報酬というかたちで得る場所なのです。このことが理解できれば、企業に何を提供できるか、利益にどれだけ貢献できるかという点について、自分の能力を真剣に考えるはずです。

20代の転職者は、実務経験ではそれほどの差はないでしょう。25歳を超えれば学歴もそれほど強い武器にはなりません。転職に成功するためには、どれだけ応募職種と企業に強い思いがあるかという点です。

実務経験で評価できなければ、採用担当者は応募者のやる気、熱意、パーソナリティで見極めるしか方法はありません。自分の問題として捉えず、他人事のように転職活動している人が、応募企業への熱意など示せるはずはないのです。

転職で成功する人は、「なりたい自分」に向かって懸命に努力している人です。

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転職を恐れるより後悔することを恐れろ

現職ではどうしてもやりたいことを実現できない、人間関係を修復できない等さまざまな理由で転職を決断しても、内定後に躊躇し、今の会社に留まる人がいます。

離職中の人は、今度こそ長く勤務したいという思いが強く、本当にこの企業でいいのかと悩み、決断ができません。慎重になることは悪くありませんが、失敗を恐れていては何もできません。

30代以降では、置かれている事情などもあり、無鉄砲に転職することはできませんが、20代であればやりたいことの実現に向けてチャレンジできるはずです。

伸びていく人は、物事を疑わずに、自分を信じて積極的に行動していく人です。「本当にこの企業でいいのか」と迷って入社をすれば、何かあるごとに決断が間違っていたと悪いように考えてしまいます。

どの企業でも一長一短があり、思うようにいかないことも多々あるものです。20代は、たとえ転職に失敗をしてもリベンジがきく年代です。失敗が将来の糧にあることもあります。

失敗を恐れて行動せず、もやもやした気持ちで過ごしていても何も変わりません。時期を逃せば転職したくてもできなくなってしまうことも考えられます。

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自分の人生を真剣に考えていれば、誰でも「このままでいいのか」と疑問を持つことはあります。現状をより向上させたいからこそ、仕事やこれからの人生について悩んでいるはずです。

「あのとき行動していれば…」と過去を悔やむ人がいますが、過去ではなく現在何ができるか、何をやるべきかを考えることが大切でしょう。

自分の考えに固執せず、人の意見を聞くのは間違いではありません。ですが、決断は自らの意思でおこなうべきでしょう。

人生一度きりなのだから自分のやりたいことを実行すればいいのです。大切なことは、ワクワクした気持ちでチャレンジすることです。

人それぞれに好きなこと、やりたいことは異なります。あこがれだけで終わらせるか、実現するかは、ゴールに向けて何をすべきか具体的に考えることから始まります。

夢を実現させるためには、乗り越えるべきハードルがいくつもあるかもしれません。ですが、20代であれば体力的にも十分こなしていけるはずです。

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企業が20代の転職者に求めること

転職では、応募企業が求めていることを理解しなければ、採用には至りません。多くの企業は、20代の転職者に対して、スキルや経験を完璧に満たしているとは考えていないでしょう。それらを重視するのであれば、30代以降の経験豊富な人材を採用するはずです。

企業が20代の転職希望者を採用する第一の理由として、必要なスキルを覚えてもらうことで、より自社が必要とする人材に近い社員を育成できることがあげられます。

20代であれば、新しい職務も素直な気持ちで短期間に吸収していくと考えます。年功の給与体系の場合、30代以降の人材と比較して安い賃金で採用できるのもメリットです。

このような考えから、20代では求める職種に対しての適正と仕事に対してもモチベーションが評価の主な対象になります。

優秀な大学を出ていても、自尊心が高く自ら率先して仕事を覚えようとしない人材であれば、入社しても成長は期待できません。

一方、優秀な大学を出ていなくても、転職を前向きに捉えて謙虚に知識やスキルを習得していける人材であれば、多少能力が劣っていても採用されるケースが多いのです。

実績で評価できない場合、パーソナリティが評価の対象になります。20代の転職におけるパーソナリティとは、適正、若さ、組織適応力、意欲、素直さ、貪欲さ、理解力といったやや曖昧で内容でジャッジされています。

別の見方をすれば、新卒採用では大学名で評価されていたのが、転職ではより人物本位になるので、誰にでも採用されるチャンスがあるのです。

自分の”今”を把握しよう

自分の「今」を把握する方法は以下の通りです。

自分の「今」を把握する方法
  • 自分の現状を把握する
  • 5つのキーワードで仕事で実績を分解する
  • なりたい自分をイメージする
  • 自分を見つめ直した結果で、現職か転職かを考える
  • 転職を決める上では、リスクも覚悟する

自分の現状を把握する

もし、20代のあなたが今「転職しようか」と考えているのなら、まず現在の自分と仕事、そして会社を見直してからでも決して遅くないでしょう。

「思い立ったが吉日」とばかりに転職しても、転職活動そのものが楽なものではありませんし、転職先がバラ色の世界である保証はひとつもありません。

しっかりと見直しをした結果、転職がベストチョイスだと思うのなら、迷わず選択すればいいのです。もしかしたら、今の会社に残ることでも自分を成長させる道が見つかるかもしれません。

転職しようと決意したあなたが、転職活動に当たってまず最初にしなければならないことは「自分の現状把握」です。

問題解決の基本は、正しい現状把握から始まります。現状把握が不適切だと誤った解決策に導かれて、満足のいく結果に結びつきません。

「自分の現状」を把握するには職務経歴書を自分で作ってみるといいでしょう。職務経歴書に、入社してから今日までの間に自分が取り組んできた、あるいは担当した仕事を詳細に書き出すことから始めます。

書き方には、入社時から現在までをたどる方法(年代式)と、現在から入社時に遡っていく方法(逆年代式)の2つがあります。

どちらでも自分がやりやすい方法で取り組んで構いませんが、直近から遡る逆年代式のほうが記憶も新しく書きやすいのではないでしょうか。

書き方のルールは、1年ごとに、ひとつひとつの仕事を詳細に書き出すということだけです。

また、書き出すときに、自分で「これは書く必要はなさそうだ」とか「これは成果と言えるだろうか」「この仕事は売れない」といった判断をしないことです。

その仕事や成果は応募先で価値が違うはずですし、自分のせっかくの業績や経験のさっさと見切ってしまうのはもったいないことです。

どこでどの能力が売れるのかがまだわからない段階では、事実だけを書き出すことに徹してください。

この段階の職務経歴書作りは、あくまでも自分自身の現状を把握することが目的であり、どこに提出することを前提に考える必要はありません。

いってみれば、提出用の職務経歴書を作成する前の「下書き」的な位置づけであり、重点は「自分のキャリアを棚卸し」するという点になります。

5つのキーワードで仕事で実績を分解する

ひとつひとつの仕事内容については「What,Why,How,Result,Learning」の5つのキーワードに沿って分解してみてください。

Whatは、「何の仕事」かです。

仕事を考えるとき、「経理」とか「営業」と大きな括り方をせずに、「決算業務」や「新規開拓」あるいは「顧客A」と、なるべく仕事を絞り込んでリストアップしていくことです。

Whyは、その「仕事の目的」です。

その仕事はなぜやったのか、どうしてその仕事に取り組んだのか、仕事ひとつひとつに必ず目的があるはずです。そのときは、上司命令だった、課のミッションだったと、何となくやった仕事でも、よくよく考えてみると何らかの目的があったはずです。

たとえば、経理という仕事は「帳簿をつけたり、現金を出納したりする仕事」程度と考えるとつまらないものになってしまいますが、本来「経理」という言葉は、「経理管理」の略からきています。

つまり、経理で行う仕事は、経営者層が自社の経営実態を計数的に正確に把握し、それに基づいて次の戦略策定に活用したり、会社の方向性を軌道修正したりする際のベースとなる資料を提供するという、経営に密着した目的を持った仕事なのです。

Howは、「その仕事を遂行するプロセス」です。

仕事の品質は、基本的にHowによって決まります。たとえば、営業では棚ボタ的に売上げが上がることがあります。

しかし、市場・顧客を十分に分析し、周到な準備・計画のもとに戦略的に獲得したものとは、同じ結果でもプロセスやその後に得られるものが違うはずです。

またひとつの仕事を遂行していくには、必ずさまざまな知識や技術、ノウハウを書き留めておくとスキルの把握にもつながります。

Resultは、「結果、成果」です。

どんな仕事であれ、結果に結びつかない仕事はありません。また、結果に関しては、可能な限り数値で表すことが望まれます。

たとえば、人事部でリクルーティングを担当し、1年間に何人の就職希望学生と面談して、採用経費を○%軽減させたとか、管理部門でも1年間にオペレーションマニュアルを3本完成させ、3人で行う仕事が2人になって効率化したといった生産性の見方もできるはずです。よく思い出しながら数値化すうるように努力してください。

Learningは「学習」を指しますが、その仕事を成し遂げるプロセスの中で獲得した新しい知識やスキル、そして結果としての経験です。

自分が取り組んだ仕事を細かく分解し書き出していくと、自分の強みや弱みというものが明確になってくるはずです。

そしてどんな知識、技能を獲得してきたかも明らかになってきますし、何が不足しているかも何となくわかってきます。

自分がこれまでやってきた仕事や蓄積してきた知識、スキル、ノウハウ、経験などを棚卸しすることで、自分の強みや弱みが発見できたら、そこで自分の強みを活かして転職するのか、戦略を組み立てることができるようになります。

弱みにとりあえず目をつぶり、むしろ強みをさらに強化していくという戦略を取ることもできるはずです。人間には完璧な人はいません。弱みを補おうとするばかりに弱みばかりに気が向いてしまい、強みの強化がおろそかになって、かえってメリハリがつかなくなっていまうことだってあり得ます。

弱みが決定的なものでない限りは競争力の点からいっても、強みの方に注力することが大切ではないでしょうか。

それでも足りない面を補おうというのであれば、方法はいくつも考えられます。アフター5スクールに通う、通信教育を利用する、専門家に聞くなどがあります。

また、自分の性格が座学に向かないと思うなら、異業種交流会に参加して、積極的にその分野の専門家にあって話しを聞いても目的を果たすことはできます。

なりたい自分をイメージする

自分の現状を把握できたら、次のステップは将来的に「なりたい自分」のイメージを作ることです。

問題解決では、あるべき姿・目標(状態)と現実の姿の間にあるギャップが”問題”になります。あるべき姿・目標(状態)になるためには、そのギャップを埋めることが必要です。

いくら現状把握が正しくできていても、あるべき姿が設定されていなければ問題解決には至りません。あるべき姿を個人の場合に当てはめると、キャリアビジョンに相当するでしょう。

「キャリア」という言葉は、いたるところで一般的に使われていますが、語源には「競争」の意味があります。

自分にどんなキャリアがあるかということは、「自分にどのような競争力があるか、あるいはどのような競争力が必要か」ということです。

こうしたキャリアビジョンが明確になってくれば、自分が「何をすべきか」が見えてきます。たとえば「自分は経理のスペシャリストになりたい」というビジョンがあるとします。

しかり、現状は「簿記3級の資格を持っていて、現金出納業務を担当している」であれば、このギャップを埋める行動をしなければなりません。

経理のスペシャリトにはどのような知識やスキルをどのくらいのレベルで身につけなくてはならないかを検討し、その知識やスキル獲得に向かえば問題解決につながります。そこで、ビジネススクールで「企業財務のノウハウ」を学ぶべきだという具体的な改善案が選択できるようになります。

「なりたい自分」について考えるうえでは、経理のプロになるといった具体的な職種イメージがなくても構いません。自分が今後どんな人生を生きていきたいのか、自分は人生において何を得たいのか、どんなこだわりを持っているのか(価値観)というものをベースにしてもいいのです。

自分のビジョン・目標、価値観が明確になれば、具体的にどんな仕事をするかは手段になります。多くの方は、目的と目標と混同して考えるきらいがあります。

転職もあくまでも目標を達成するための手段と考えれば、意味合いも変わってくるでしょう。今の仕事を続けるよりも、目標を達成する上でより効果的な手段として必要ならば転職すればいいのです。

キャリアビジョンを何の仕事で実現するか、どのような手段で実現するか、それを考えることを”ジョブビジョンを描く”といいます。キャリアビジョンを前提に、ジョブビジョンが出てきます。

前述の「経理のプロフェッショナルになる」ためには、どのような仕事をして、求められるスキルや知識、ノウハウを獲得していくかを考えることが必要になってくるのです。

経営コンサルタントになるには、コンサルティングファームに転職する途があります。しかし、金融機関に入って融資や法人向けの相談業務の仕事をする途でも可能ですし、事業会社の経営管理畑、人事畑、企画・マーケティング畑で仕事をしてからコンサルタントになった人もたくさんいます。

自分を見つめ直した結果で、現職か転職かを考える

ここまでくると、自分の現状が何となく見えてきたのではないでしょうか。同時に”仕事”あるいは”職”というものに、どう向き合っていけば良いかにも気づく点があったと思います。そこでもう一度、しつこいようですが自分に問い直すべきです。

”転職するか、現職にとどまるか”

ちょっと仕事がつらくなり、考えが煮詰まってくると、すぐに転職するか転職しないかということを考えてしまいます。そしてやっぱり辞めようと結論づける。

その後は、転職することを前提として雑多なことに悩んでしまうわけです。

しかし、これらの悩みは、いろいろなレベルの課題がごちゃまぜになってしまっているのです。今の仕事を続けていくべきかどうかを考えるのはビジョンが起点になるはずで、そのビジョンも不明確なのに転職という結論はどうでしょうか。

そして、自分のキャリアが外で通用するかどうかは市場を理解しないと判断できないでしょう。あるいは正しい自己把握の問題でもあります。転職した場合、給料が下がるかどうかは転職活動の問題です。

もし給料が下がったとしても、どこまでのダウンなら生活を維持できるかは生活そのものを見直す問題ですし、多少給料が低くてもキャリアビジョンを実現するために有効な手段であり我慢できるとしたら、これはやはりキャリアビジョンの問題になります。

自分にあった社風の会社で働きたいということは、面接時に確かめることであり、入社してから自分自身で職場の人間関係に馴染むように努力する問題です。すべて問題の土壌が違うのです。したがって、第1に「転職する」「転職しない」という意思決定をしなくてはなりません。

現状の仕事は、自分のビジョンの実現に有効ではないが、隣の部署には、自分のビジョンと合致する仕事があるかもしれません。

また、社内には自己申告制度、目標管理制度、あるいは社内公募制度などがあり、希望すれば、キャリアに近づく移動が実現できるかもしれません。

さらに、会社内になくても、子会社にはやりたい仕事があるかもしれません。もし子会社にあれば親会社に固執せず、転出することを申し出ることだってできるわけです。

現状の会社でやれるだけやっているでしょうか。本当に手を尽くした、考え抜いたといえる状態になって、それでもビジョンの実現が難しいのなら、そのとき初めて「転職」という選択肢を考えればよいのです。

あるいは、社内に自分のビジョンを実現する仕事はないと判断しても、そのビジョンの実現には、まだまだ不足しているスキルがあるかもしれません。

やりたい仕事はないが、その会社の仕事を通じて必要なスキルを習得できるなら、それまで、たとえば3年間は修行のつもりでがんばるという意思決定も可能でしょう。

とりあえず給与を確保する手段と開き直って、会社の教育制度を利用し必要なスキル・知識を習得するために時間稼ぎをするのも有りです。会社を利用できる環境にいるのなら、どんどん利用すべきです。

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転職を決める上では、リスクも覚悟する

転職には、一定のリスクがつきまといます。そのリスクについて正しく認識しておくことも重要です。転職のリスクは、3つあります。

①現在の給与水準が維持できないかもしれない。

当然、転職するからには、より条件の良い会社へ転職したいと誰もが考えますが、たとえ好条件の会社が見つかったとしても、たとえば初年度はどうしても給料が安くなってしまうということは十分に考慮しておかなくてはなりません。

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②新しい会社の人間関係にうまくマッチできるか。

数回の面接、あるいはそれ以前の業界研究や会社研究で、一定の情報に基づいて応募する会社を決めたとしても、実際に入社してみると思っていたものと社風が違うということは起こり得ます。

新しい会社では、採用面接などで顔を会わせた人以外は全員初対面となるわけです。ですから、1から人間関係をつくらな開ければならないというリスクはついてまわります。

③スムーズに転職できなかった場合に、スキルが錆び付く。

仕事のスキルは実務を通じて高められ、高いレベルで維持できるものです。ですから、仕事から1日離れれば1日分、2日離れれば2日分、スキルやビジネスセンスは錆び付いていきます。

実はこれが大きなリスクになります。極端な場合、前の会社をやめて3ヶ月経っても、まだ就職先が決まらないという場合、本人としてはじっくり腰を据えて自分のビジョンに適した仕事を探しているのだとしても、採用側の担当者は「なぜ、3ヶ月も決まらないのか」ということを疑問に感じるはずです。

これが、結局マイナスの評価につながってしまうことは否定できません。つまり、あまり長い時間、次の転職先が決まらないと、採用面接も厳しくなってしまうのです。

あるいは、面接官によっては、「次の会社を決めずに転職活動をするというのは、計画性がない」と判断されることもあります。

転職には、こうしたリスクが少なからずつきまとうのです。ですから、現在の会社でもう1、2年がんばってみようという判断をすることも選択肢として用意しておく必要があります。

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採用担当者は20代の応募者に何を求めているか

面接を突破するために大切なことは、採用担当者が何を求めているのかを察知し、求めている人材と合致することをアピールすることです。

新卒採用では、学生時代のことや仕事への抱負等、直接実務面に関わる内容ではなく適性ややる気を重視して面接がおこなわれますが、転職面接では、職務を遂行できる人材かどうか、今までの職務経験を踏まえてチェックをします。

25歳くらいまでの転職希望者は、短い期間であったも社会人経験があるので、面接で回答する基軸は社会人経験を踏まえて対応する必要がありますが、採用担当者は、実務経験よりも仕事への熱意、やる気、今後のビジョンを重視する傾向があります。

25歳前後の新入社員であれば、新卒同様に自社のカラーに染めて教育できると考えている企業も多いです。経験者のような立ち振る舞い、自己PRが強すぎると、高飛車な態度に受け取られてしまうこともあるので注意しましょう。

25歳を超えると、仕事へのポテンシャルだけで面接を突破することが難しくなります。未経験者の募集であっても、新卒社員と異なり社会人としての経験や実績を求められ、異業種の軽々であっても共通して活かせる職務をアピールする必要があります。

新卒では問われない社会人経験を応募企業で活かせることを示すことで、採用担当者は興味を持つのです。25歳を超える経験者であれば、具体的な実績や評価を面接で問われます。

数年間社会人として職務を経験し、誇れることが何もないというのでは、自社に入社しても同様だと考える採用担当者は多いです。

新卒であれば、若さを武器にして採用されることはあるのですが、20代の転職者の場合、若さに加えて社会人経験を通しての強みと、曖昧ではない今後のキャリアビジョンを示すことが大切でしょう。

採用担当者は、20代の転職希望者に過大な職務能力を期待しているわけではありません。

チャレンジ精神があり、素直かつ積極的に仕事を吸収していく積極性、さらに時代の変化に対応できる柔軟性を求めています。

転職をどう考えるか

転職に関しては、必ずしも1回も転職だけでその後すべてがうまくいくとは限りません。むしろ、65歳前後で定年を迎えるまでの間に、何回かは転職という転機を迎える可能性の方が高いかもしれません。

転職社会であるアメリカでは、何度も転職を繰り返しながら、キャリアアップを図ります。しかし、日本にはその土壌が残念ながらありません。

逆に、日本では、20代のうちに3回も転職があると、企業側からやや悪いイメージにとらえられてしまうのが実情です。22歳で大学を卒業して、初職に就き、8年間で3回の転職では、1つの仕事が3年も続かないということです。

ただ、ひとつの仕事に3年未満のキャリアでは、本当にキャリアを身につけたのか疑問でもあります。転職を繰り返すイコールキャリアアップにつながる、とはいい難いのが現実でしょう。

キャリア志向の転職であれば、初職で身につけた能力をベースにキャリアを高める、あるいは新たなキャリア獲得のために、27歳あたりで1度転職し、一生ものとしての確固たる専門性を築きながら、32~35歳あたりで転職する、というくらいが理想的かもしれません。

20代の転職を成功させる4つのポイント

20代の転職を成功させるポイントは以下の通りです。

20代の転職を成功させる4つのポイント
  • 志望する会社を、入念にリサーチし、徹底的に分析する
  • やりがいや目標など、自己分析を突き詰めておく
  • 何度も転職を繰り返さないように慎重に会社を決める
  • 転職のプロに相談する

1、志望する会社を、入念にリサーチし、徹底的に分析する

20代の転職を成功させるための第一歩は、志望する会社に関する情報収集や事前の準備をしっかりとおこなうことが大切です。

志望する会社の事業内容や規模はもちろん、どんな事業に力を入れているのか、最近採用した人材はどんな経歴を持った人が多いのかなどをじっくりとリサーチしましょう。

ほとんどの人は、「そんなことは当然やっているよ」と思うかもしれません。しかし、問題はどこからその情報を得たかです。

商社からIT企業に転職したものの、やりたい仕事と違うということで再び転職したという人もいます。こういったケースは、リサーチ不足からくるものです。

同じ営業職といっても、業界や会社の規模が変われば仕事の内容も変わってきます。

また、例えば企画職という名目で、実際には営業に近い職種を募集している会社も存在したり、「週休2日生」をうたっているにも関わらず、実際には多くの社員が休日出勤をしているような会社も存在します。

要するに、新聞広告、企業のホームページ、雑誌などの求人情報からは、その会社の表面的なことしかわからないということなのです。

ですから、その会社で働く社員はもちろん、取引先企業、ライバル企業の社員など、様々な立場の人からできるだけ多くの情報を集めることが望ましいでしょう。

不幸な転職を繰り返さないためにも、志望する会社については、徹底的に調べるのが鉄則でしょう。

Webサイトやマスコミの情報だけに頼るのではなく、人事担当者やその会社で働く人に実際に質問してみたり、同じ業界で働く人に会社の評判を尋ねたりと、ありとあらゆるルートを使って社風や労働環境、仕事内容など、実態に即した情報を集めましょう。

その手間を惜しまないことが、入社前と入社後のギャップを最小限に留めるカギになります。

入念なリサーチや準備不足のせいで、入社後に「こんな仕事はしたくない」「思っていたのと違う」などと悔やんでも後の祭りです。それどころか、そんな不満を口にしては同僚や上司との間にあつれきが生まれるだけでなんの得にもなりません。

2、やりがいや目標など、自己分析を突き詰めておく

志望する会社のことをよく調べていても、入社後に「アレ?」と思うようなことはあるでしょう。転職とは、引越しや転校のようなものです。

それまでと全く違う環境に飛び込むだけに、思い描いていたイメージと現実との間には、常に多少のギャップが存在するのは仕方がありません。

ですから、「思っていたのとなんとなく違う」といった漠然とした違和感だけで、「この転職、失敗だった・・・」と思い込むのは、早計でしょう。

むしろ、そこで感じる違いをうまく吸収する術を身につけておくことの方が重要なのです。これが、転職を成功させる2つ目のポイントと言えます。

転職先での違和感を解消するためには、自分と周囲がお互いに歩み寄る姿勢が欠かせません。しかし、従来とは違ったルールを受け入れる力が不足していると、歩み寄ることもできずに物別れになってしまうことにもなりかねません。

同調性を発揮する対象は、「目上の人=上司や先輩」と「目下の人=部下や後輩」の2つに大きく分けられます。自分がどちらに同調・共感しやすいかを分析しておくと、周囲と歩調を合わせやすくなるでしょう。

例えば、後輩には優しいが上司には批判的だという人は、目下の人により同調しやすいと言えます。こういう人が転職先で上司から意に沿わない仕事を指示されたりすると、大きなストレスを感じるものです。

しかし、その上司も誰かの部下であることに気づけば、上司に対する見方も変わるかもしれません。また、目上の人に同調しやすい人なら、尊敬できる上司や魅力的な社長がいる会社を選ぶことも転職を成功に導く一手だと言えます。

進むべき道が見えていれば、おのずと志望先が絞られてきますし、転職先で「何か違う」というちょっとした違和感が生じたとしても、深刻な問題になる前に解消しやすくなります。

特に20代後半~30代前半の転職は、職業人としての脂がのる30~40代のキャリア構築を左右する極めて重大な岐路です。

自分の人生で何を成し遂げたいか、俯瞰する視点を持ち、次の展開が見えるキャリアを積むために、自分のやりたいことをもう一度意識化してしておくことをおすすめします。

収入、やりがい、未知の可能性、仕事の仲間など、モチベーションを刺激する要素は人それぞれでしょう。

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3、何度も転職を繰り返さないように慎重に会社を決める

終身雇用制の時代は、一度入社した会社に定年まで勤めるというのが一般的でした。結婚にたとえるならば、「結婚した相手と一生添い遂げる」のが普通で、離婚や再婚はまれだったわけです。

しかし現在は人材の流動化が進み、転職者は増加傾向にあります。この状況は、企業にとって、転職歴があってもOKという時代になったと言えそうです。

しかし、そうは言ってもいたずらに転職というキャリアのリセットを重ねることは禁物でしょう。

2回、3回と転職が続く人は、「うちの会社もすぐに辞めてしまうのでは」「根気がないのでは」と、ネガティブなイメージを持たれてしまいがちです。

20代では、転職回数は1回くらいに留めておくのがベターでしょう。短期的に3回、4回と転職している人は企業から敬遠されてしまいます。

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転職を重ねるたびに人材価値は目減りしてしまうということを、肝に銘じておきましょう。

とはいえ、転職先で働き始めてから「もう一度やり直したい」と転職願望が沸くこともあります。そのような場合にはどうすれば良いのかを、魅力度=モテ要素の観点から考えてみたいと思います。

例えば、理想の恋人を求めて合コンを繰り返す人がいます。「今回がダメなら次、それでもダメならさらに次」と、自分にぴったり合う人いわば「白馬の王子様」を追い求めて何度も合コンに参加する・・・。

これはまさに転職を繰り返すいわゆる「ジョブ・ホッパー」の行動と共通しています。

相手との適切な距離感や自分の立ち位置、すなわち自らのアイデンティティーをうまく見出せないからこそ、他者との長期的・安定的な関係を構築できず、関係そのものがリセットに至るケースが多いのです。

これが合コンを繰り返す人の心理であり、転職活動で転職を繰り返す人の心理でもあります。一度入った会社をすぐ辞めるということは、キャリアにも傷をつけることになりかねません。

4、転職のプロに相談する

20代の転職を成功させるには、一体どうすれば良いでしょうか?転職活動について自分自身で全ておこなうことは、なかなか大変なことです。

特に、働きながら転職先を探す場合、時間がとれずに、志望先の会社についてのリサーチや、自分自身の希望の棚卸をする時間が取れません。

そんなときは、転職のプロである「転職エージェント」に相談することをおすすめします。

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編集者1

杉田 陸 - キャリアクラス編集部

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新卒で福岡県のメーカー企業に入社し、営業とSNSマーケティングを経験。1年半後、本当にやりたいことを見つめ直し、未経験でWebマーケティング業界への転職を決意。2021年8月にウェブココル株式会社へ入社する。自身の第二新卒で転職を成功させた体験をもとに記事コンテンツの作成する。一般社団法人プロティアン・キャリア協会が行う『プロティアン・キャリア検定資格』に合格(合格証明)。
※プロティアンキャリア検定は、自身・他者のキャリア開発に活かせる、変化する新時代のための認定資格

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編集者2
千田 究太郎 - キャリアクラス編集部

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新卒でマーケティング支援会社に入社。その後、Web広告を扱う企業を中心に二度転職を経験したのち、ウェブココル株式会社に入社。自身の転職成功経験を踏まえて、主に第二新卒〜若手の転職情報に精通。最新の転職情報をお届けします。

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大島 大地 - ウェブココル株式会社取締役

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新卒で東証プライム上場メーカーへ入社。その後上場企業傘下のWebメディア企業へ転職し、ウェブココル株式会社の取締役へ就任。採用の全責任者として、年間100名近くの採用選考を実施し、社員0名→25名へグロース。自社において幅広いなリクルーティングサービスを利用し、多くのサービスに精通。採用側の視点でサービスのファクトチェックや記事内容を精査しています。

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執筆者情報

キャリアクラス編集部のメンバーは全員転職経験者で構成されています。また、転職サービスを複数利用して転職活動を成功させたメンバーです。キャリアに悩んだ経験のある我々だからこそ発信できるキャリアの情報をお届けします。

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