転職者は、社会人経験がある分だけ、一般常識やビジネスマナーに習熟しているのが当然とみなされています。
その分、転職の面接でのチェックは厳しく、問題があれば減点評価されてしまうため、マナーに自信がある人が些細なことで不採用になる例もあります。
また、質疑応答中のオーバーアクションや、相手を指差したり腕時計をチラチラ見るのもNGでしょう。キャリアに応じた落ち着いた態度が、好感を抱いてもらうための第一歩です。
話の継ぎ目に髪をかきあげる、自分の膝をなで回す、手をもむ、ネクタイの端を丸めるなど、動作の癖がある人は注意しましょう。
好印象を与えるポイントは、清潔感・健康的・理知的・誠実・活発の5つです。
周囲の人にチェックしてもらい、そのポイントから外れているようだと指摘されたら、普段の好みやこだわりを捨てて、面接用の自分を演出することをおすすめします。
今回の記事では、転職の面接をより効果的なものにする面接の流れとマナーを詳しく解説します。
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敬語はもちろん、面接会場での基本動作など細かなことにも、気をつけたいものです。基本的な知識を身につけて、転職を成功へと導きましょう。
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目次
転職の面接では勝手な自己PRをしても評価されない
中途採用の面接は、新卒時の就職面接のように、意欲や適性、将来の希望など”見込み”を問う質問よりも、これまでの業務の中身・技能レベル・努力の結果といった”事実や実績”を問う質問が中心になるのが一般的です。
また、職場になじめるか、労働条件は折り合うかも重要なテーマになります。たとえ実力者であったとしても、雇う側の条件に合わなければ採用できないからです。
求人企業が中途採用をおこなう理由や求めている人材像は千差万別です。採用の基準もそれぞれの業務内容や役割のほか、経営規模、在職者の人員構成など会社の諸事情が勘案され、ピンポイントになります。
ですから、同じ「入社後、何をしたいか」という質問でも、新卒者の就職面接で聞かれる場合とは狙いが違います。
もし経験者を求めている企業であれば、そこで「○○の経験や○○技術をベースにして、○○分野の仕事で貢献したい」などと、戦力になれる内容を伝える回答をしていく必要があります。
応募企業のニーズに合わせた自己セールスが採用のカギ
面接は、そうしたマッチングの確認が目的となります。採用されるのは、あくまで求人企業のニーズに合う応募者です。
転職者の中には、面接を”自己アピール”の場と考えている人が多いですが、ニーズに合わない内容をいくら上手にアピールしたとしても、採用にはつながりにくいでしょう。
面接は、応募先のニーズに合う自分を売り込む”自己セールス”の場です。
例えて言うなら、展覧会ではなく、販売会であると心得て、応募先ごとに話すべき自分の”売り”をあらかじめ整理しておきましょう。
また、注意したいのは、ライバルの存在です。たとえば、「経験3年以上、DTP知識、出版・広告・印刷関係業界の経験がある方」といった求人なら、それに合う応募者が集まり、どんぐりの背比べのような状況になりがちです。
求人広告の応募条件が詳細であればあるほど、似たようなレベルの応募者が集まって競争は激化する傾向にあります。
面接日までに、ライバルに差をつける自分のセールスポイントをみつけたり、新たなセールスポイントを作り出せないか考えておきましょう。
再確認しよう!面接の流れとマナー
会社勤めの経験のある人なら、面接の流れは心得ているでしょうが、基本マナーや動作についても、もう一度ポイントを押さえておきましょう。
①現地到着
早めに行くのが常識ですが、早すぎてもNGです。会場入口に5~10分前に入るようにしましょう。携帯の電源は必ず切っておきます。
- 面接予定時間の10分前には到着すること。
- 携帯電話の電源を切る。マナーモード設定やメール使用はNG。
- 身だしなみチェックは、現地到着前にすること。応募先企業のトイレであわてて直すなどはNG。
- コートなどの上着は、脱いで片手に持つ。傘などは受付に置くか、もしくは、畳んで携帯する。
↓
②受付
名前を名乗り、面接を受けに来たことを伝えます。受付のない会社では、声をかけて対応してくれた人に名乗りましょう。
- 「○時に面接のお約束をいただいている○○と申します。人事部(担当)の○○様にお取次をお願いいたします」というように、訪問の趣旨や約束とともに名乗る。受付がない場合は、入口で「恐れ入りますが・・・」と声をかけ、応対に出てきた社員に伝える。
- 応対者が明らかに年下でも、謙虚な態度を示すこと。気安い態度や横柄な態度はNG。
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③控え室
礼儀正しくし、廊下で人と出会ったら目礼します。控え室では、喫煙、飲食、読書、ほかの応募者との話は避けて待ちましょう。
- 出入り口の近くの下座に姿勢よく座り、呼ばれる(指示される)まで静かに順番を待つ。控え室での態度も面接官はチェックしているので、気を抜かないこと。
- 漫画や雑誌、趣味の書籍などを読むのはNG。読むのなら会社の資料などが無難。やはり、携帯の電源はオフのままに。
- 他の応募者と不必要なおしゃべりはしないこと。
- たとえ、控え室のテーブルなどに灰皿が置いてあったとしても、喫煙は我慢すること。
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④入室
名前を呼ばれたら「はい」と返事して立ちます。ドアがあれば軽くノックして「失礼します」と声をかけながらドアを開け、入室します。
後ろ手でドアを閉めるのはマナー違反です。
- 名前を呼ばれたら返事をして入る。ドアがある場合は2~3回ノックして中からの返事を待ち、「失礼します」と声をかけて入室する。
- 開けたドアは向き直って静かに閉めること。後ろ手に閉めるのはNG。
↓
⑤挨拶
ドアの前で挨拶をします。45度上半身を折る「お辞儀」をして名前を名乗ります。「面接のお時間をとっていただき、ありがとうございます」との言葉を添えましょう。
提出書類があれば、ここで渡します。
- 立ったまま背筋を伸ばして腰から30~45度の角度でお辞儀。「○○です。本日はお忙しいところ面接の時間をとっていただきありがとうございます。よろしくお願いします」と挨拶。
- 提出書類があればカバンから出し、「書類を持って参りました」と両手で手渡す。
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⑥着席
面接官から促されてから着席します。椅子には背もたれとの間に隙間を作るようにしましょう。大きなバッグやカバンは足元の床に置きます。手はひざの上に揃えて置きます。
- ドアの前(出入り口)でお辞儀をし、席の左側に立ち「○○と申します。よろしくお願いいたします」と自己紹介し、再度一礼する(提出書類があれば両手を添えて出す)。面接官に「どうぞ」と勧められてから着席する。
- お辞儀は背筋を伸ばし、腰から30~45度の角度で行うとよい。着席するときは椅子の背もたれから少し体を離し、やや浅めに腰掛ける。背中を丸めたり、足を組んだりするのはNG。
↓
⑦面接
面接中は、背筋を伸ばし、視線を相手の顔全体に向けます。意識して笑顔を作り、相手とのコミュニケーションを心がけましょう。
- 質問している面接官の顔に視線を向けて、聞いたり答えたりするのが基本。発言は語尾まではっきりと話すこと。
- 相手の目を見る強い視線は、意欲や熱意を話す際に効果的だが、度が過ぎると攻撃的な印象を与えるので注意が必要。適度に視線を外すこと。逆に、伏し目がちだったり、視線があちこち落ち着かなかったりする態度もNG。
↓
⑧退出
面接が終わったら静かに立ち上がり、椅子の横でお礼の挨拶をします。出口で向き直って「失礼します」と言って一礼します。その後にドアを閉めます。
- 面接が終了したら椅子の左側に立ち、「ありがとうございました。よろしくお願いいたします」と深めにお辞儀をして出入り口に向かう。手前で面接官に向き直り、「失礼します」と会釈して退出。ドアがある場合は開けてから向き直り、そのままの姿勢でドアを閉めること。
- 面接終了後でも会場を出るまでは気を緩めない。社内や面接会場で伸びやあくびをしたり、携帯電話を使用したりしないこと。担当者に一礼して退出しよう。
さいごに
面接は、転職の成功を左右する大事な場面です。今回の記事を参考に、しっかりと面接の流れとマナーを押さえて、転職を成功させましょう。
とはいうものの、転職活動を、自分自身で全ておこなうことは、なかなか大変なことです。
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