- フリーターが将来に不安を感じてしまう理由
- 将来に不安を感じているフリーターがとるべき行動
- フリーターにおすすめの就職・転職サービス
フリーターは、自分のペースに合わせて仕事がしやすい働き方の一つです。責任を問われる機会が少ないため、気軽に仕事をしたい若者を中心に支持されています。
しかし、収入や雇用の安定性を加味すると、将来的に長く続けられる働き方とはいえません。実際に、フリーターとして生活を送る方のなかには、「このままの働き方でよいのか」と将来に不安を感じる人もいるでしょう。
この記事では、フリーターが将来に不安を感じる理由や不安を切り抜ける対処法、フリーターにおすすめの就職・転職サービスなどを紹介します。
フリーターとしての生活に不安を覚えている方は、現状を打破するために行動することが重要です。明るい将来を掴みたいフリーターは、ぜひ参考にしてください。
将来の不安を解消するために正社員を目指すフリーターは、ハタラクティブを利用しましょう。ハタラクティブは、取扱求人の80%以上が未経験OKとなっており、学歴・経歴に関係なく利用しやすいサービスです。
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そもそもフリーターが将来に不安を感じる理由は?
フリーターが将来に不安を感じる理由として、次の5つが挙げられます。
ここからは、5つの理由について詳しく解説します。
給料が上がらない
フリーターが将来に対して抱える不安として、給料が上がらないことがあります。フリーターには、昇給・昇格が設けられていないことがほとんどです。
実際に、厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」をチェックすると、正社員・正職員と正社員・正職員以外の平均賃金は次のようになっています。
年齢階級 | 正社員・正職員 | 正社員・正職員以外 |
---|---|---|
〜19歳 | 185,000円 | 170,100円 |
20〜24歳 | 221,000円 | 196,200円 |
25〜29歳 | 255,900円 | 212,300円 |
30〜24歳 | 288,400円 | 215,500円 |
35〜39歳 | 323,500円 | 213,300円 |
40〜44歳 | 347,500円 | 217,600円 |
45〜49歳 | 366,300円 | 212,800円 |
50〜54歳 | 387,500円 | 211,900円 |
55〜59歳 | 396,200円 | 254,300円 |
60〜64歳 | 329,800円 | 220,900円 |
65〜69歳 | 296,600円 | 200,000円 |
厚生労働省の調査からわかるように、フリーターを含めた正社員・正職員以外の収入は、25〜29歳を境に大きく伸びることがありません。
一方で、正社員・正職員であれば、定年を迎える60〜64歳までは給料が安定的に上がっています。フリーターは給料が上がりにくい働き方になるため、正社員と比べて収入面で不安を覚えることが増えます。
スキルや経験を得られない
フリーターとして働く方のなかには、スキルや経験を得られない部分に不安を覚える人も少なくありません。
フリーターに任せられる仕事は、レジ打ちや品出し、接客などのスキルや経験がなくてもできる業務がほとんどです。責任を問われない業務が多くなるため、スキルや経験を得られる機会が少なくなります。
一方で、正社員は責任やプレッシャーがかかるものの、重要な業務に関われます。年齢を重ねると、部下を育成・マネジメントする機会もあり、日々の業務のなかでスキルや経験を自然に得られる環境です。
毎日同じことの繰り返しになるフリーターは、正社員と比べてスキルや経験を得られにくいことが事実です。
年齢を重ねるほど就職が難しくなる
年齢を重ねるほど就職が難しくなることも、フリーターが将来に不安を感じる理由の一つです。前述したように、フリーターはスキルや経験を得にくい働き方であり、フリーター期間が長い方ほど正社員を目指すことが難しくなります。
企業が中途採用に求めるのは、即戦力になる人材です。そのため、30代以降で特筆すべきスキルや経験を持たないフリーターは、就職できる業界・職種が限られるケースが多くなります。
また、フリーターを採用する場合であっても、年齢を重ねたフリーターよりも若手のフリーターを採用したいと考える企業がほとんどです。若手のフリーターは、中長期的に活躍できる見込みがある・仕事の飲み込みが早いなど、年齢を重ねたフリーターにはない魅力を持っているためです。
社会的信用度が低い
フリーターが抱える不安として、社会的信用度が低いことも挙げられます。フリーターは収入が安定しない働き方であり、正社員と比べて社会的信用を得にくくなっています。
特に、次のようなシーンで社会的信用度の低さを感じる機会が増えるでしょう。
- クレジットカードが作れない
- ローンの審査に通らない
- 賃貸を契約できない
社会的信用度が低いと、クレジットカードが作れません。仮に作れたとしても、利用限度額が低く抑えられているケースがほとんどです。
各種ローンの審査に通りにくくなることも、社会的信用度が低いときに起こるトラブルです。ローンはお金を借りて買い物する行為であり、収入が不安定なフリーターにお金を貸し付けたくないと考える金融機関は多く存在します。
社会的信用度が低いことで、賃貸を契約できない場合もあります。フリーターに対して「収入が低く家賃を滞納するリスクを持っている」と考える不動産会社もいるため、門前払いされることも少なくありません。
結婚が難しい
フリーターは収入が低いほか、雇用が安定しないため、結婚することが難しくなります。自分は結婚する意思を持っていたとしても、パートナーからは「フリーターと結婚することは不安」「友人や家族に紹介しづらい」と思われることがほとんどです。
結婚相手を選ぶ上で、パートナーの経済状況は切っても切り離せない項目です。特に、パートナーの年齢が20代後半以上の場合は、フリーターを続けていることが原因で破局するケースも少なくありません。
結婚すると、パートナーと2人で生活を支える必要があります。経済的に余裕がないフリーターは、将来性が低いと思われやすく、結婚相手として選ばれにくくなるでしょう。
フリーターの「将来の不安」を切り抜ける3つの対処法
フリーターが抱える将来の不安を解消する方法として、次の3つがあります。
不安を解消する方法はいくつかり、自分に合うものから試すことがおすすめです。以下では、3つの対処法について詳しく解説します。
キャリアコーチングに相談する
将来が不安な人は、まずキャリアコーチングを受けるのがおすすめです。キャリアコーチングはあなたが漠然と思っている将来の不安を言語化して、解消します。
キャリアコーチングを受けることでこれからどのように行動すればよいか明確になるため、人生に生きがいを感じることができ、働く目的が見えます。
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無料相談の有無 | 有 |
公式HP | https://posiwill.jp/career/ |
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▼ポジウィルの口コミ
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正社員になる
フリーターが抱える将来の不安を解消するには、正社員になることがおすすめです。正社員になれば、フリーターとして不安に感じている部分のすべてを解決できます。
例えば、給料は月給制になり、毎月一定のお金が振り込まれるようになります。仕事を頑張れば昇給・昇進につながるため、給料アップを図ることが可能です。
正社員として収入面が安定すると社会的信用が高まり、フリーターでは難しかったローンを組んだり、賃貸を契約したりすることが容易になるでしょう。フリーターから正社員を目指す方法は、主に次の3つです。
- 今の会社で正社員登用を目指す
- 求人サイトで探す
- 転職エージェントを利用する【最もおすすめ】
ここからは、3つの方法を詳しく解説します。
今の会社で正社員登用を目指す
フリーターから正社員を目指したい方は、今の会社で正社員登用がないのかを確認することが大切です。特に、今の職場が気に入っている方は、正社員登用を目指すことがおすすめです。
正社員登用であれば人間関係を再び構築したり、仕事を覚え直したりする負担がありません。転職するよりも心身にかかる負担を少なくできることが、正社員登用のメリットです。
企業によっては、正社員登用するために必要な基準や試験を設けています。そのため、今の職場で正社員を目指したい方は、上司や先輩社員に正社員登用の条件を聞くことから始めてみましょう。
求人サイトで探す
求人サイトで正社員向けの求人を探すことも、フリーターから正社員を目指す方法の一つです。求人サイトでは、業界や職種、エリアや希望条件を絞って求人を探せます。
求人サイトを使う場合、自分のペースに合わせて転職活動を進められることがメリットです。転職エージェントを利用するときのように、キャリアアドバイザーから急かされることはありません。
求人サイトには「未経験者OK」「経験不問」「第二新卒歓迎」などと記載された求人が豊富で、フリーターから正社員を目指せるチャンスが多くあります。
転職エージェントを利用する【最もおすすめ】
フリーターから正社員を目指すおすすめの方法は、転職エージェントを利用することです。転職エージェントでは、求人紹介から入社日・条件面の交渉までを一気通貫でサポートします。
書類添削や面接対策なども実施しており、転職することが初めての方でも安心して選考に臨みやすい環境です。「転職するときに何から始めるべきかわからない」という方は、転職エージェントを利用するメリットが多くあります。
フリーターの場合は、既卒・第二新卒・未経験者のサポートを得意とする転職エージェントを選びましょう。フリーター向けの就職・転職支援サービスでは、フリーターが抱えている不安や事情を踏まえて、転職サポートをしてくれます。
投資や副業を始めてみる
フリーターが抱える不安を解消する方法として、投資や副業を始めてみることも挙げられます。フリーターが抱える不安のほとんどは、収入が増えることによって解決できます。
投資や副業は自宅にいながら収入を増やせる方法であり、できるだけ人と関わることを減らしたい方におすすめです。投資や副業で成功している方のなかには、知識を活かして独立・開業する人も少なくありません。
ただし、投資や副業でお金を得るためには、時間と知識が必要です。キャリアコーチングを受けたり、正社員を目指したりする方法よりも難易度が高くなることを知っておいてください。
手に職をつけたいと考えている方は、どのような投資や副業があるのかを調べることから始めてみてはいかがでしょうか。
将来を不安に感じるフリーターにおすすめの就職・転職サービス
将来に不安を感じるフリーターは、下記の就職・転職サービスを利用することがおすすめです。
以下では、3つの就職・転職サービスの特徴を紹介します。
ハタラクティブ|未経験職種を目指したい20代フリーター向け
名前 | ハタラクティブ |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人: 3,372件 非公開求人:- (2023年12月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | LINEビデオ面談可 |
得意分野・業界 | フリーター・既卒・ 第二新卒の支援に特化 |
公式HP | https://hataractive.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | レバレジーズ株式会社 |
拠点 | 東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号 渋谷スクランブルスクエア24F・25F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | なし |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 3
-
- 取り扱い
業種数 - 3
- 取り扱い
-
- 4
- 利用者満足度
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 4
- 企業ごとに面接対策をしている
- 取扱求人の80%以上が未経験OKの求人となっている
- 書類選考率と内定率がどちらも高い
ハタラクティブは、学歴・経歴に関係なく利用しやすい転職エージェントです。フリーターから正社員を目指す方の転職を多くサポートしています。
取扱求人の80%以上が未経験OKとなっており、スキルや経験が少ないフリーターの方でも応募しやすい求人が豊富にある点がハタラクティブの魅力です。
企業の採用事情を加味しながら転職サポートをしており、書類選考率は96%以上、内定率は80%以上を記録しています。未経験から正社員を目指しやすいサービスを利用したい方は、ハタラクティブへ登録しておきましょう。
- 経験が乏しくても求人を紹介してもらえる
- 最短2週間で内定を得られる
- 丁寧なサポートで初めて転職する方でも安心できる
- 条件に合わない求人を紹介されるケースがある
- 大手と比べると求人数が少ない
- 30代以上のフリーターに合う求人が少ない
▼ハタラクティブの口コミ
引用:Google
引用:Google
\未経験から正社員を目指せる/
JAIC(ジェイック就職カレッジ)|書類選考なしでも企業と面接できる
名前 | ジェイック就職カレッジ |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人:- (2023年12月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 18~35歳 |
対応エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 20代、女性、中退者の転職支援 |
公式HP | https://www.jaic-college.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社ジェイック |
拠点 | 東京都千代田区神田神保町1-101 神保町101ビル6F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | なし |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 3
-
- 取り扱い
業種数 - 3
- 取り扱い
-
- 4
- 利用者満足度
-
- 4
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- フリーター・中退者の就職支援において18年以上の実績を持っている
- 無料就職講座を用意している
- 最大で20社と面談できる
JAIC(ジェイック就職カレッジ)は、フリーター・中退者の就職支援実績が豊富にある転職エージェントです。未経験社に特化したサービスであり、利用者のうち73%が「正社員経験なし」となっています。
JAIC(ジェイック就職カレッジ)では、フリーターが安心して転職活動を進められるように無料就職講座を用意しています。講座では、ビジネスマナーをはじめ、自己分析や企業研究の進め方などを学ぶことが可能です。
面接は、最大で20社まで受けられるようにキャリアアドバイザーが手配してくれます。就職先選びを妥協したくない方は、JAIC(ジェイック就職カレッジ)を利用すると希望条件に合う企業と出会いやすくなるでしょう。
- フリーターの気持ちを踏まえた転職サポートができる
- 就職後もサポートしてもらえる
- 多くの企業と面接できるためミスマッチが少ない
- 電話によるやり取りが多い
- キャリアアドバイザーによって質にばらつきがある
- 取扱求人が特定の職種に偏っている
▼JAIC(ジェイック就職カレッジ)の口コミ
引用:みん評
引用:みん評
\書類選考なしで面接できる/
マイナビジョブ20’s|大卒1〜3年目までのフリーター向け
名前 | マイナビジョブ20’s |
料金 | 無料 |
求人数 | 公開求人:- 非公開求人:- (2023年12月14日現在) 今の求人数:公式HP参照 |
対象年代 | 20代 |
対象エリア | 全国 |
オンライン面談 | 可 |
得意分野・業界 | 全業界全業種 |
公式HP | https://mynavi-job20s.jp/ |
詳細を見る
運営会社名 | 株式会社マイナビワークス |
拠点 | 東京都新宿区西新宿1-6-1 新宿エルタワー27F |
書類添削の有無 | あり |
面接対策の有無 | あり |
スカウト機能の有無 | あり |
連絡手段 | メール、電話 |
-
- 求人数の多さ
- 4
-
- 取り扱い
業種数 - 4
- 取り扱い
-
- 5
- 利用者満足度
-
- 5
- サポート
対応
-
- 利用実績
- 5
- 若手の転職事情を熟知したキャリアアドバイザーが在籍している
- 世界中で数千万人が受けている適性診断を受検できる
- 利用者からの口コミの点数が高い
マイナビジョブ20’sは、マイナビグループが運営する20代の転職支援に特化した転職エージェントです。20代の転職事情に精通したキャリアアドバイザーが在籍しており、的確なアドバイスができます。
信頼性が高い適性診断を用意しており、自分に合うキャリアを見つけやすいことがマイナビジョブ20’sの魅力です。特に、「正社員を目指したいものの適職がわからない」という方に、おすすめできる適性診断となっています。
マイナビジョブ20’sでは、求職者が中長期的に活躍できる求人を提案するために、カウンセリングを丁寧に進めています。求職者のニーズを徹底的に深掘りした上で求人紹介をしており、ミスマッチが少ないこともマイナビジョブ20’sの特徴です。
長く勤められる企業と出会いたい方は、マイナビジョブ20’sを利用することがおすすめです。
- マイナビグループによる転職ノウハウが充実している
- 自分に合う仕事を客観的に分析できる
- さまざまな業界・業種の求人をチェックできる
- 時期によっては対応が遅くなるときがある
- 求人が関東・関西に集中している
- 希望条件によっては求人を紹介してもらえない可能性がある
▼マイナビジョブ20’sの口コミ
引用:Google
引用:Google
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フリーターが正社員就職を成功させるポイントとは?
フリーターが正社員就職を成功させるポイントは次の4つです。
- 言葉遣いなど社会人としての最低限のマナーを守る
- 働く意欲をアピールする
- なぜ今フリーターなのかを説明できるようにする
- フリーター時代の経験でアピールできることを探す
フリーターが正社員を目指す際には、スキルや経験よりも、人柄や仕事に対する熱意をアピールすることが重要です。
正社員経験を持つ方と比べてフリーターは、スキルや経験が劣ります。そのため、社会人として最低限のマナー・働く意欲などを中心にアピールし、面接官へ一緒に仕事をしてみたいと思ってもらうことが重要です。
フリーターが面接する場合、必ずといってよいほど「フリーターとして働いている理由はありますか」と質問されます。例えば、学生時代にやりたい仕事が定まらなかった方は、「フリーターを通じてさまざまな仕事に触れるなかでやりたいことを探していた」というように事情を伝えるとよいでしょう。
フリーターとして働いてきた経験は、面接時にアピールできます。特に、どのような意識を持って業務に携わってきたのかを中心に伝えることがおすすめです。働く意欲と絡めてフリーターで得た経験を伝えると一貫性が出るため、説得力が増します。
【体験談】フリーターできついと感じた経験
私自身がフリーター時代にきついと感じた経験は、下記のとおりです。
ここからは、具体例を踏まえて、フリーターできついと感じた経験を紹介します。
年齢を重ねるごとに不安が大きくなる
フリーターをしていた最初のころは、実家で暮らしていたこともあり、そこまで不安を感じることはありませんでした。しかし、年齢を重ねるにつれて、次第に不安を感じることが多くなってきました。
「今は楽しいかもしれないけれど、将来はどうなるのだろう」と、不安が大きくなってきたのです。好きな女の子ができても、フリーターでは付き合ってもらうのは難しく、まともに話すら聞いてもらえません。
将来的な結婚もできないですし、なにより社会的な地位が低く、保証もありません。今は生活ができてはいても、年を取ったときにどうなるのか…。フリーターをしながら、いつも心は休まらない状態でしたね。
フリーターは世間体が悪い
フリーターは、世間体が非常に悪いです。友人や親戚に近況を伝えることができません。同窓会に参加することもためらいます。
様々な面で堂々とできないことが多いです。ストレスは正社員より少ないかもしれませんが、違うストレスがあり不安を感じることが多かったですね。
オーバーワークによる体調管理の難しさ
フリーターは仕事が楽だと思われるかもしれませんが、稼ごうと思うと長時間働く必要があります。深夜は時給が高いため、無理して深夜に働くフリーターも多いです。
昼夜働き続けることによる、身体からのサインを見逃して体調不良に陥る人もいます。病院代がもったいないからと、常に体調が悪いまま働いていると、本当に大きな病気になってしまう恐れもあるでしょう。
フリーターは思っているより稼げない
労働時間は長いのに、もらえる給料は少ないです。フリーターは「自由な働き方」というイメージがありますが、思っている以上に稼げない現実がありました。
フリーターは、誰にでもできる仕事を掛け持つことが多いのではないかと思います。かけもちをして、労働時間を延ばすことでしか、給料を上げる方法がありませんから。
フリーターで頑張るくらいなら、正社員になってしまった方が待遇が格段に良いです。スキルを身に付け、自身の市場価値をあげないことには高給与に繋げることは難しいと感じました。
住民税などの支払いがキツイ
企業に属し、月の給与から天引きされる住民税。ですが、フリーター時代は年4回にわたり高額な請求が届きます。
いきなりの出費に困ってしまうこともありました。自己管理能力が高くないと、経済的に苦しめられてしまうでしょう。急な出費(保険など)が重なってしまうことにより、自転車操業状態に陥っていました。
フリーターで責任能力を問われない焦り
正社員で雇用されていない分、最終的な判断を委ねられません。フリーターは責任が軽く、「バイトだし」という気持ちで働くことができます。これは、若いときは楽に感じていた点でもありました。
しかし、「責任がない」というのは、誰にでもできる仕事だからです。自分じゃなくても、取り替えられる都合の良い部品のようなもの。それに気づいたとき、自身の存在意義を感じられなくなりました。
「誰にでもできる仕事」で時間だけを無駄に使って、歳を取っていくのは辛いです。社員と同じように頑張っているのに、待遇が違うことで劣等感も感じてしまいましたね。社員は年2回ボーナスをもらってヘラヘラしているのに…と考えると悲しくなりました。
正社員の友人とフリーターの自分を比較してしまう
深夜の仕事をしたり、がむしゃらに働いていたため、友人との予定が合わず疎遠になってしまった時期もありました。見なければいいのに、学生時代の友人のSNSのページを見ては劣等感に襲われ「自分は何をやっているんだろうか…」と嫌悪感が募りましたね。
結婚をして、だんだんとLINEのアイコンが子供の写真になっていく友人たち…。それに比べて、フリーターで恋人もいない孤独な自分…。この対比に落ち込むことが多かったですね。
周りと比較しなければいいのですが、SNSを見ることはやめられませんでした。Facebook、Twitter、Instagram、LINEを見て、今の自分と同年代の友人たちを比べて格差を感じていました。
フリーターであることに対する両親からの心配
両親はそんなに説教をするようなことはありませんでしたが、心配していたと思います。仕事の話は、なるべく避けるようにしていました。
顔を合わせると「仕事はどう?」「これからどうするの?」と聞かれるので、親を避けるようになりましたね。両親からの真っ当な質問に答えられない自分に、嫌気がさすこともありました。
フリーターであることの将来への不安
フリーターでは、先の見えない不安、未来への設計図が描けずとにかく不安になります。
そのときだけの収入を得るという虚しさをいつまで続けるのかはその人次第ですが、私は耐えることができませんでした。もう二度とフリーターには戻りたくはありません。
フリーターの3つの後悔とは?
私がフリーターをしてきたなかで後悔したことは、次の3つです。
以下では、私がフリーターを経て実際に感じてきたことを紹介します。
もっと早くフリーターから抜け出せば良かった
「もっと早くフリーターから抜け出せば良かった」と、常に思っています。フリーターは気楽というイメージがあるかもしれませんが、実際はそうでもありません。
フリーターだとしても働く時間は長く、正社員の働く時間とものすごく差があるわけでもないのです。稼ぐためにシフトを増やしたり「かけもち」をしていたために、労働時間が長くなっていました。
にもかかわらず、お金は溜まらず、年末やお盆休みに何度か友人たちと会う機会があっても中々参加できませんでした。
正社員の友人たちとは社会人としての差が出てきてしまったため、誘われても「参加したくない」という気持ちが強くなってきたこともあります。身につけているものすら、ボロボロの服やカバンで、自分は情けないと思うようになりましたね。
フリーターも良い経験といえる
フリーターになったことに後悔はあります。「あの時にもっと頑張れば良かった」「違う選択をして、きちんと就職しておけば良かった」と思うことも未だにありますね。
しかし、振り返ればフリーター時代も良い経験だったと感じます。遠回りしましたが、今の場所にたどり着くことができましたから。
「もっと早く行動していれば良かった」と思うことは間違いないですが、くよくよ悩んでも仕方がありません。そのことを、今後の人生の糧にしていけば良いのです。
後悔はあるが「すべてダメ」ではない
フリーターをしていて「後悔はない」とは言い切れません。しかし、フリーターをしていた期間があったからこそ、「あの頃に戻りたくない」という気持ちで今頑張れています。
今の就職先に出会い、今のような生活を送れているのも、フリーターの期間があったからです。フリーターというと、世間的なイメージはとても悪いと思います。
フリーターでは、経済的にも精神的にも大人になりきれていないのですから、当然のことでしょう。ですが、自分にとってはフリーターの時代は、「悩み苦しんだ、人生の糧」です。後悔はしていますが、「すべてがダメだった」とはいえません。
今フリーターをしていて「将来が不安」な人へ
フリーターは、時間に融通が利く一方で、収入が安定しない・昇給や昇進がないことから、将来に不安を覚える働き方です。
自分に合う働き方と感じているのであればフリーターを続けても問題ないといえますが、「将来が怖い」「今後の人生に不安を感じる」という方は、正社員を目指すことが大切です。正社員になれば、フリーターが抱える将来の不安をほぼすべて解決できます。
フリーターから正社員になりたい方は、転職エージェントの一つであるハタラクティブを利用しましょう。ハタラクティブは、学歴・経歴に関係なく利用できるサービスです。取扱求人の80%以上が未経験OKとなっており、フリーターから正社員を目指しやすいサービスとなっています。
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