職場に入社した時はあまり感じなかったけど、働いているうちに仕事や会社の将来が不安になることはありませんか。
「このまま続けて本当に大丈夫?」
と不意に転職や独立を考えてしまうこともあるかもしれません。
実際、厚生労働省の調査(*)によると「転職入職者が前職を辞めた理由」について男性では、25〜29歳の12.4%、30〜34歳の10.1%、35〜39歳の12.8%が「会社の将来が不安」という理由で転職をしています。
これは「給料等収入が少なかった」「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」に匹敵する多さです。
女性の場合は「人間関係」や「収入」「労働条件」などの比率が高まるものの、それでも25〜29歳の4.3%、30〜34歳の7.3%、35〜39歳の5.8%が、会社の将来に不安を感じて転職をしています。
ではなぜ、会社や仕事の将来に不安を感じてしまうのでしょうか。本記事では、仕事の将来が不安になる3つの理由と3ステップでできる対処法について説明します。
目次
仕事の将来が不安になる3つの理由
仕事をしていると真面目に働いているにも関わらず、将来が不安になってしまうことがあります。
人間は多かれ少なかれ不安を感じる生き物ですので、ある意味正しい反応であるとも言えます。
しかし、下記の原因で仕事の将来が不安になってしまうこともあります。
本章では、それぞれの理由について順番に説明します。
会社の業績が悪い
仕事の将来が不安になってしまう理由の1つ目は、会社の業績が悪いことです。
当然ですが、「売り上げが下がっている・利益率が落ちている・会社の借り入れ(負債)が大きくなっている・不景気が押し寄せている」といったことがあれば、誰しも不安を感じます。
気をつけなければならないのは、不安要素が表面化していないときです。
例えば「売り上げは過去最大値を更新しているが、実は経費がそれ以上に増えていて、赤字体質になりかけている」というとき。成長が著しい業界やベンチャーなどでありがちです。
また近年、問題になっているのが黒字倒産です。黒字倒産とは、会計上利益が出ていても、手元に現金がなく資金繰りが悪化して倒産してしまうことを言います。
わかりやすくするために極端な例を出します。
・5月20日に買掛で100万円仕入れた(支払日は翌月末)
・6月1日に売掛で200万円売り上げた(入金は翌月末)
このようなやりとりがあった場合、会計上は6月1日の時点で100万円の利益が出ていることになります。
しかし、実際のお金の流れとしては
・6月1日の売上金が入金されるのは7月31日
・5月20日の仕入分の支払は6月30日にしなければならない
という状況になり、会計上は黒字なのに支払いができなくて倒産、となるのです。
一社員がこうした経理の中身まで把握するのはなかなか難しいかもしれませんが「ウチの会社は売り上げが上がっているから安心」と安易に考えないことも大切です。
2020年8月現在、今後経済・経営状況が悪化していく可能性が考えられます。企業努力だけでは難しい部分もあるので、会社の経営状況は注意深く見ておきましょう。
優秀な社員が辞めていく
仕事の将来が不安になる理由の2つ目は、優秀な社員が辞めていくことです。
優秀な社員は重要なポジションに就いていたり、同期入社の人と比べて給料も高い傾向にあります。
仕事も充実しているであろう社員が辞めるということは、よほどの理由があるはずです。もちろん優秀ゆえ、より高待遇の企業への転職やヘッドハンティングも考えられます。
ここで考えたいことは、優秀な社員は嗅覚も優れているということ。そもそも人脈を築けていたり、会社の上層部ともコミュニケーションが取れていたり、情報収集のアンテナを張っていたりしているので、不穏な空気などにも一早く気づけるのです。
つまり業界や会社の状況が良くないことも察知し、素早く行動に移している可能性があります。仕事ができて、充実していそうな社員が辞めた場合は気をつけてください。
なお優秀な社員が辞めることが続けば、社内の仕事もスムーズに回りにくくなり、残された社員の負担も大きくなります。中長期的には業績の悪化に繋がることもあるので、優秀な社員の動きには注意しておきたいものです。
先輩や上司を見て将来の姿を思い描けない
仕事の将来が不安になる理由の3つ目は、先輩や上司を見て将来の姿を思い描けないことです。
現状の日本の会社のシステムを考えると、今のあなたの上司の姿は、将来のあなたの姿と言えます。新卒で入社し、●●課に配属され、5年後に主任、さらに4年後に課長…といった流れはほとんど同じだからです。
役職や給料、働いている姿(楽しそうか? やりがいを感じていそうか?など)を見て、憧れを抱けない場合、とても不安な気持ちになるでしょう。
もちろん今後会社が昇任や昇給のシステムを変えたり、仕事の環境を良くしたり、といった可能性はあります。しかし、数年で抜本的に改善されるケースはレアです。
もし、先輩や上司の姿を見て不安に感じることがあれば「何に対して不安を感じているのか」を明確にしておきましょう。
書き出すことで、次の章で紹介する不安の対処法にも繋がります。
仕事の将来が不安なときの3ステップでできる対処法
仕事の将来が不安になることは、働いた経験がある方なら1度は経験しているでしょう。
今の職場で働くのが無理だと感じたら、転職を視野に入れるのも一つの方法ですが、その前に3ステップでできる対処法を紹介します。
不安な点を書き出す
不安を感じたら、何に対しての不安なのかを明確にしてください。
- 給料の少なさ
- 有給休暇の取りにくさ
- 福利厚生が整っていないこと
- 昇格システム
- 人間関係
- 通勤時間が長く年齢を重ねた時の体力
- 残業が多い
など種類ごとに書き出します。ノートでも良いですし、付箋に書くと次の並び替えの時にとてもスムーズに進めることができます。
不安を解消したい順に並び替える
不安を書き出したら、それを解消したい順に並び替えてください。
まずは給料を上げたいのか、好きな時に休みをとってプライベートを充実させたいのか、実力に見合った昇格をしたいのか、など考えることであなたの仕事に対する価値観がはっきりとします。
決めた順序は時が経てば変わることも多いので、メモを残しておくのもおすすめです。
解決方法を考える
不安を解消したい気持ちが強いものから、解決方法を考えてください。ここでのポイントは個人の問題なのか、会社のシステムの問題なのかで分類することです。
例えば「給料の少なさ」という不安があったとして、それは個人の能力が原因なのか、会社の昇給システムが原因なのかを考える必要があります。
「通勤時間が長く年齢を重ねた時の体力」への不安は、あなたが通勤しやすい場所へ引越すことができ、それで解決するのであれば、個人の問題です。
一方で、昇格システムはあなた自身で変えるのは難しいでしょうから、会社のシステムの問題、と分類します。
このように解決方法を分類して、会社のシステムの問題が大きく、かつ会社自体に変化の可能性が低いと思うのならば、ここでようやく転職のことを考えても良いでしょう。
今の職場で仕事の将来が不安だと感じたら転職のプロに頼るのも一つの選択肢
本記事では、仕事の将来が不安になる3つの理由と3ステップでできる対処法について説明しました。
今の仕事が不安だからと転職を視野に入れていても、なかなか踏ん切りがつかないこともありますし、そもそも転職が適切かもわかりません。
まずは対処法にしたがって、不安に感じていることを明確にし、解決方法を考えてみましょう。それでも転職以外に方法がないと判断した場合に、初めて転職を検討してください。
というのも、安易な転職はますます不安のループに陥ってしまうからです。表面的な給料や労働条件だけで飛びつき、入社してみると実態は想像しない内容だった…ということも少なくありません。
こうした不安や失敗をしないためにも、転職エージェントなどプロに任せてみるのも一つの手です。
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