根気よく転職活動を続け、ついに応募した企業に内定をもらえた!
しかし、入社してみると自分が思い描いていた会社ではなかった…。こんな失敗は誰もが避けたいものです。
では、一体どうすれば、転職の失敗を避けることができるのでしょうか?そのためには、いくつか知っておくべきポイントがあります。
この記事では、あなたが転職で失敗しないための応募企業・転職先の見極め方をご紹介します。ぜひ参考にして転職を成功させてください。
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目次
①将来の方向性、やりたいことを明確にする
転職は、内定を取ることだけが目的ではありません。目先のことだけを考えて入社しても、仕事に満足できず、再び転職を繰り返すという人が多いのです。
転職で失敗しないためには、自分のやりたいことを明確にしたうえで、「なりたい自分」を実現できる企業を選択する必要があります。
新卒採用であれば、職務経験がないため、やりたいことがわからないという悩みを抱えていても仕方がありませんが、社会人経験がある転職者は、今までの職務経験からやりたいことを見つけなければ、いつまでたっても仕事に満足感を得ることはできません。
転職は、今後どのような仕事をしていきたいのかを考える絶好のチャンスです。仕事は企業に入社しなければわからない…という考え方では、満足できる転職は難しいでしょう。
終身雇用の時代であれば、入社した企業で定年まで勤めるため、企業が敷いたレールにしたがって黙々と仕事をおこなっていれば良かったのですが、現在は、個人の能力、スキル、経験が重要になり、スペシャリストとしての能力が重視されます。
事務系の仕事ならば何でもいいという人がいますが、そのような考え方では、正社員雇用は難しいかもしれません。
事務系であっても、経理・人事・法務等、強い分野を持ってスペシャリストとしての能力をウリにしてこそ、転職が成功するのです。
転職を考えていないのであれば、現職でうまく立ち回っていけば、とりあえず仕事をしていけるかもしれませんが、転職するなら企業が求めるプロの人材としてアピールできるものがなければ、成功はできません。
「なりたい自分」と「なるべき自分」は異なります。20代であれば職務経験も短いので、未経験の分野にチャレンジしても成功する可能性はあります。
しかし30代以降であれば、「なりたい自分」から「なるべき自分」へ考え方を切り替えていかなければ、プロとしての仕事はいつまでたっても確立しません。
「なりたい自分」「なるべき自分」は憧れだけでは実現できません。
具体的に何をしなければいけないのか考えたうえで、転職が「なりたい自分」「なるべき自分」の通過点だと考えてみましょう。あなたの夢、目標を実現するために転職するのです。
企業を選択する前にあなたの歩む道を描かなければ、転職は成功しません。「なりたい自分」「なるべき自分」を実現するという強い意思が、転職活動のモチベーションになり、転職が成功する大きな要因になるのです。
転職を決断すると企業選択に走りがちですが、一歩立ち止まって、今後のキャリアプランについて考えてみましょう。
②企業選択の優先順位を明確にする
求人募集では、各社とも自社の魅力を打ち出して応募者を集めようとしています。それぞれ企業の特色があり、ただ読んでいるだけではどの企業を選ぶべきなのかわからなくなることがあります。
募集要項、説明会、採用試験を通じて自分に合う企業かどうか見極めるためには、転職で何を優先するのか、あなた自身が理解しておく必要があります。
土日休める企業、残業が多くない企業、仕事は厳しくても給与が高い企業等、どれも全て優先したいというのでは、いつまでたっても自分に合う企業は見つけられません。
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企業選択をおこなう前に、転職で希望する条件を全て書き出してみましょう。次に、書き出したものに優先順位をつけていきます。すると、転職で譲れる条件とそうでないものが明確になってきます。
転職活動をおこなううえで譲れない条件が明確であれば、入社後その条件が満たされていれば、他の条件について考えていたものと違っても、それほど支障なく仕事ができます。
優先順位について考えず曖昧なままで入社すると、何かひとつでもうまくいかないと自分で考えていた企業と違うと感じ、「納得できない」となってしまいます。
企業選択で労働条件だけに固執すると、満足できるかどうかではなく、記載されている条件だけで企業を絞り込んでしまい、あなたに合う企業とめぐり合うチャンスを逃してしまう可能性があります。
前職よりいい環境、待遇で働けることは大切なことですが、労働環境・条件面だけでなく、転職してあなた自身がどのように成長できるのかという点についても、優先事項の上位として検討してみましょう。
労働条件面以外で働きやすい環境は、自己成長できる企業だと言えます。休日が多い、残業が少ないという労働条件面だけでなく、転職することで自己成長していくことを優先して考えると、目標を達成する喜びを味わうことができます。
居心地がいい労働環境でも、特に何も得るものがなければ、数年後の転職市場価値は、がむしゃらに頑張ってきた人と大きく差をつけられたものになるでしょう。
転職で何を求めるのか、応募企業を選択するうえで優先することは何なのか、あなた自身が考え、転職活動をおこなうべきです。
転職目的を明確にしなければ、どの企業においても不平不満がついてまわる可能性があります。企業選択で優先すべきことを整理して、求人募集を読み込みましょう。
③転職で求められている人材を、募集要項・インターネットから見極める
自分に合う企業かどうか見極めるには、求人要項を読み込むことが必要です。
内定を取りたい、とにかく受かりたいという気持ちが先行すると、求人要項の詳細を読まずに採用試験を受けますが、求人サイトには、企業で働く人の姿が記載されていることがあり、記載されている文面から仕事のスタンスや社風を読み取ることができます。
歓迎する人材等について記載されている場合は、自分に合う企業か見極めるうえでもポイントになります。
求人要項だけでなく企業のホームページを見ると、取り扱い商品のみならず、企業風土、社風等をチェックできます。求職者向けに作られているわけではありませんが、応募企業の業界での位置づけや商品力等を理解しなければ、応募企業で活躍する姿をイメージできません。
社員として採用されたら応募企業でどのような活躍ができるかをイメージするうえで、企業のホームページは重要なツールになります。
ホームページに加えて、経営者や社員のブログがあればぜひ読んでみましょう。ブログでは企業の個性を把握でき、経営者の考え方に共感できるかどうかが、自分に合う企業を見極めるうえで大切なポイントになります。
特にオーナー企業であれば、社長のカラーによって仕事の進め方が大きく変わります。前職の経験を活かして貢献したいと考えても、経営者に共感できなければ、入社後不満が蓄積することが予想されます。
インターネットの掲示板等に応募企業について記載されていることがありますが、全てを鵜呑みにしてはいけません。円満に辞めていない元社員や不採用になった応募者は決してよくは書かないので、あくまで参考として受け止めましょう。
すぐに採用される人は、企業研究を念入りにおこなっています。そこまでやらなくてもと感じるくらい、書籍、インターネットを使ってリサーチしているのです。
彼らは、企業の欠点を探すのではなく、入社後の活躍する姿をイメージしモチベーションを高めながら、応募企業について何でも知りたいと考えています。
不採用が続く応募者は、労働条件、立地等、働く環境は気にしますが、企業の詳細については調べようとしません。この段階で採否の明暗がはっきりと分かれるのです。
情報を総合的に判断して、活躍する姿をイメージできれば、あなたに合う企業だと言えます。求人要項やインターネットの情報は、企業を選択するうえで大切なものさしになります。
④社内の雰囲気から社風を見極める
面接や説明会で企業を訪問し、社内の雰囲気から応募企業の実態を把握できます。採用試験ということで緊張していると思いますが、自分に合う企業かどうかを見抜くためには、冷静にチェックする必要があります。
訪問時、応対する人の態度が横柄ではないか、面接や説明会で来社することを応対する人が把握しているか否かで、社内の人間関係を垣間見ることができます。
気持ちのいい応対で面接場所へ案内された場合は、採用担当者と応対者の連絡が密に行われており、社風も良いです。
社内を見渡せる場合は、仕事をしている人の動きについてもチェックしてみましょう。他の社員と目線が合ったとき、挨拶をするか目線をそらすかで、入社後気持ちよく仕事ができるかどうかもチェックできます。
電話が鳴っているにもかかわらず誰も取ろうとしない、来客があってもなかなか応対しようとしないような企業では、社員は気持ち良く働いていないはずです。社員同士の会話も少なく殺伐とした状況が予想できます。
面接が始まるまで待機している間も、社内の会話が聞こえるかもしれません。社員同士の会話から社内の人間関係がチェックできます。
転職は、欠員を補うための募集もありますが、現状を改革するために外部から転職者を受け入れるケースもあります。
完璧な企業であれば、あえて転職者を採用する必要がないかもしれません。この点を考慮して、社内の活性化を期待されて入社する場合は、入社して期待に応えられる環境かどうかを見極めてみましょう。
内定を取りたい一心で不安材料をそのままにしてしまうと、入社後期待される結果を出せない可能性があります。
各社、独自の社風や仕事のやり方があるものです。前職や現職と比較をするだけでは、評論家的な視点でしか判断できません。あくまでも入社したい企業だという前提で、減点方式ではなく、加点方式で社内の雰囲気を読み取ってみましょう。
社内の雰囲気を見極めるうえでは、あなたが感じる直感力を重視した方がいいでしょう。加点方式で考えても、馴染めない雰囲気があれば、あなたに合う企業ではないかもしれません。
あなたが嫌だと思う企業へ妥協して無理やり入社しても、満足のいく転職はできません。
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感じ方は人それぞれ違うので、あなたの気持ちを優先したうえで、自分に合う企業かどうか見極めてみましょう。
⑤面接官の態度・言葉から見極める
面接官の言葉、態度から企業の実態を読み取ることができます。横柄な面接官で「採用してやる」という態度であれば、採用されても上下関係が厳しく仕事がやりにくい企業かもしれません。
面接は、面接官に採否の権限があったとしても、応募者側にも企業を選ぶ権利があります。入社したい企業であっても、実態を見ようとせず入社すると、思うようなきぎょうではないという結果になります。
優秀な面接官は自社の代表として応募者と向き合っています。応募者も企業を選択していることを十分認識した上で対応するので、応募者が不快になることはありません。
面接官が複数の場合、面接官同士のやりとりに注目してみましょう。応募者に対して横柄でありながら、上司と思われる面接官に対して気遣いをするような企業であれば、上下関係が強い組織が予測できます。社員の行動が、上司ばかりを気にしていることが窺えます。
質問をして的確な回答が得られない場合、本質を知られたくないか社内事情に疎い面接官かもしれません。面接で応募者から質問しにくい状況もありますが、企業を見極めるうえで、疑問点は早期に解消したほうがいいでしょう。
質問するときは、不審そうな表情で質問をするのではなく、あくまでも入社したいから詳細を知りたいというスタンスが重要です。
面接官があなたの年齢より若い場合でも、気を抜かず敬語で応対するようにしましょう。面接官を馬鹿にしたような態度や言葉で接すれば、面接官もあなたに好感を持たないでしょう。
経験が浅い面接官は、馬鹿にされないようかしこまって面接をおこなうことがありますが、面接官の説明に共感していることを示すために、相槌、笑顔、そして丁寧な言葉で話をしましょう。
面接官のレベル以上の応募者を採用することはできないという説がありますが、あまりにも理不尽な面接官であれば、社員も同等と想像できます。
レベルの低い社員のなかで頭角をあらわす生き方もありますが、気持ちよく働きたい、波風を立てたくないと考えるならば、慎重に判断する必要があります。応募者を仲間として受け入れる感触があれば、入社後も仕事が進めやすいと言えるでしょう。
社風を読み取るうえで面接官の態度は重要なポイントになります。挨拶をしても好感のもてる挨拶を返さない面接官であれば、他の社員も同様と考えられます。
応募企業を見極めるポイントは、面接官にあると言っても過言ではないのです。
⑥採用担当者の文書・メールの対応から見極める
求人サイトからエントリーをしても、待てど暮らせど企業から連絡が入らない場合、企業の体制を疑ってみましょう。応募者の心理を理解している企業であれば、応募があれば速やかに何らかの指示をするはずです。
親身に採用したいと考えていれば、応募者を悩ますような対応はおこなわないはずなのです。
求人サイトでは、スカウトメール機能を持ち、企業側から求職者へアプローチをおこなうことがありますが、この場合も、定型文を送信している場合は条件に当てはまる数多くの求職者に送信している可能性があります。
キャリアシートを読み込み「あなただから会いたい」と考えてメールを送信している企業とは文面が異なり、採用の意気込みが違います。
メールだけに限りませんが、文面でのやりとりは相手の顔が見えないだけに言葉ひとつに気を遣わなければいけません。応募者に気持ちよく採用試験を受けてもらう配慮ができない採用担当者では、優秀な人材を採用できないと考えられます。
インターネット上の文面のやりとりだけでなく、企業から送付されてくる書面でも企業体質を見極められます。何度もコピーして薄くなった書類や、きちんとコピーされていないものでは、採用に限らずいい加減な仕事をおこなう体質かもしれません。
採用担当者は応募者に対して、応募してくれたことへの感謝の気持ちを示すべきだと私は考えています。多くの求人募集から企業を選択して応募する意味を理解していない採用担当者であれば、入社後の受け入れ態勢も期待できないでしょう。
転職は、必要とされて入社するものです。「入れてやった」という考えが企業側にあるようでは、満足できる転職は難しいかもしれません。
今までの職務経験を活かして企業で貢献できることを期待されて入社するのが転職本来のあり方であれば、採用担当者が上からの目線で対応している企業では、存在感を発揮できないでしょう。
募集要項では読み取れない企業体質は、企業とのやり取りで判断できます。
メールや書面の文面に加えて電話をかけたときの対応もチェックしてみましょう。成長していく企業は、求職者、顧客、先輩、後輩を問わず、相手を思いやる気持ちがあります。
殺伐とした社風の企業は、間違いなく衰退します。転職活動をおこなっていると、内定を取ることが目的になり企業からの文面や応対をそれほど気にしない人がいますが、転職に成功したいのであれば、冷静に企業を見極めて、存在感を湿れる企業を選択するようにしましょう。
⑦経営者の言葉・行動から読み取る
経営者の面接も、企業体質を読み取る重要なポイントになります。例えば、面接が約束の時間におこなわれずに待たされることがあります。多忙な経営者で長時間待たされる企業は、入社を再検討したほうがいいかもしれません。
人材を人財と考える人であれば、長時間待機させることはしません。突発の出来事で急遽遅れる状況になった場合でも、経営者の対応が「待つのが当たり前だ」というような態度であれば、今後伸びる企業とは言い難いでしょう。
経営者の面接での採用担当者の態度もチェックしてみましょう。採用担当者が応募者を向いていないで、経営者の顔色ばかり気にしているような企業は、独裁的な経営者の可能性があります。
オーナー企業であれば少なからずカリスマ性はありますが、社員を大切に考えている経営者は、決して独裁的な態度は取りません。
経営者面接を通じて、どれだけ必要とされている人材か読み取ることもできます。経営者との面接は、経営状況や今後のビジョンについて社員が語らない本音を聞けるチャンスです。転職はあなたの今後を託す大きな転機なのですから、経営者のビジョンはぜひ聞いておきましょう。
オーナー企業や経営者のカリスマが強い場合、経営者の考え方、行動に共感できなければ、仕事をしていても不満がたまってしまいます。逆に経営者に賛同できる場合、企業の成長と共に、あなた自身も成長できるでしょう。
問題や改善事項がない企業など存在しません。社内の人材ではできないからこそ、採用をおこなうのです。求職者のなかには完璧な体制を希望して企業選択をおこなっている人がいますが、完璧な企業など存在しません。
経営者の考え方に共感できるか、今後の人生を託せる企業かどうか、それはあなたの気持ちが決めることです。
経営者の言葉を聞いて「難しい」と躊躇するようであれば、無理をして飛び込まないほうがいいでしょう。最初から難しいと感じれば、実情はさらに厳しいものがあるはずだからです。
存在感のある経営者からは、面接でオーラを感じるでしょう。面接が終わると、この企業で働きたいという気持ちが強くなり、ワクワク感を感じます。
経営者と面接をおこない、具体的にあなたが活躍する姿をイメージできれば、自分に合う企業と言えます。ワクワクした気持ちになり必要とされていると感じられる企業が、あなたに合う企業なのです。
⑧求人目的から自分に合う企業を見極める
頻繁に求人募集をおこなっている企業について、その原因を分析してみましょう。
新規プロジェクトや支店を増やすために相当数の人数を確保する必要があれば、数回にわたり募集をおこなうことはあります。
そうでもないのに社員の募集を繰り返している企業は、定着率が悪く、募集をしても求める人材を採用できていない可能性があります。
未経験者の募集については、なぜ未経験者を採用するのか、検討してみる必要があります。転職では通常、前職の経験を活かせる人材を採用します。未経験でも採用するという企業側の意図を汲み取って転職活動をおこなうべきでしょう。
採用してもすぐに辞めてしまう、募集をしても応募者が集まらない企業は、何らかの問題がある可能性が高いです。固定給の比率が低く安定した生活が期待できない、残業が当たり前で休日出勤が多い、通勤に不便な立地等、さまざまな理由が考えられますが、離職率が高いからといって選択すべき企業ではないと決めつけてはいけません。
定着率が悪い企業であれば、転職者と既存社員の軋轢もなく、昇格のチャンスがあるかもしれません。数年勤務すれば、幹部社員として企業で思うような仕事ができる可能性もあります。
なぜ定着しないかを見極め、あなたのキャリアプラント照らし合わせてメリットがないか検討してみましょう。
頻繁に求人募集をおこなっている企業は、新ビジネス立ち上げに伴い増員をはかっているケースもあります。既存社員では対応できないため、スペシャリストとしての経験を評価されるかもしれません。
経営状況が悪ければ頻繁に求人広告を打てないし、人件費を圧迫する増員は考えられませんが、経営状況が悪い企業であっても、無料で掲載できるハローワークであれば継続して求人をおこなうことがあります。求人サイトや求人誌に頻繁に広告を打つ企業は、業務が追いつかず人材を確保したい企業です。
人それぞれ志向が違うので、「こうすれば転職に満足する」という決まったやり方はありません。転職に満足するかどうかは、自分自身の捉え方にあります。
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辞める社員が多い企業で活躍することは、順風満帆な企業で頭角をあらわすより容易なケースもあります。求人要項や面接を通じて、なぜ募集しているのか、真意を確かめましょう。
応募企業の意図が理解できれば、企業の意図に合わせてアピールできるし、入社後も求められていることに応えることが可能になります。
求人情報や面接から採用目的を検証することが、転職を成功させるために応募者が考えなければいけない問題と言えるのです。
⑨内定後の採用担当者の対応から見極める
採否をジャッジされている面接では質問しにくいことも、内定後であれば聞くことができます。内定を取ったことで気持ちが舞い上がる人がいますが、内定後だからこそ企業を見極める必要があります。
内定後、採用担当者の態度が変わる企業は注意しましょう。質問すると露骨に嫌な顔をする採用担当者は、何か後ろめたいものがあるのかもしれません。電話をしても採用担当者が居留守を使うようであれば、内定者に語れないことがあるのでしょう。
内定後、上司や部下になる人と話がしたいと依頼をしても、体よく断られる場合、さまざまな理由が考えられます。業務が忙しいという理由は、本来考えられません。
数十分の時間も避けない仕事は、まずないだろうからです。単に面倒だと考えていることもあるし、内定辞退を恐れて、あえて対応を避けているのかもしれません。
内定後、入社前に雇用契約書を提示されるのが一般的ですが、雇用条件を提示しない、給与等を質問しても入社後社長が決めるといった返答であれば、入社後、条件面で折り合いがつかないこともあります。
給与を提示せず、ひとまず入社してしまえば文句は言わないだろうと考えている可能性もあります。そこまで考えていなくても、内定者の気持ちを汲み取れない採用担当者であれば、社員の能力や企業体質は自ずと見えてきます。
内定者への思いを感じない企業は、入社してもそれほど歓迎されない可能性もあります。社員の出入りが激しく、新入社員受け入れを重視していない企業であれば、入社日に出社しても座る席さえないかもしれません。
企業体質は、内定後にチェックできることが多いです。採用担当者も採用段階では緊張感を持って接していますが、内定を出すと仲間意識が生まれ、企業の実態を話してくれるケースもあります。
内定後、採用担当者や関連部署の社員と電話やメールでやり取りするなかで、歓迎されているか否か、空気が読めます。電話の切り方が乱暴であれば電話を歓迎されていませんし、問い合わせのメールを出しても返事がこない場合は、どうでもいいと思われているのかもしれません。
転職をして入社することは勇気がいることです。新しい環境に馴染めるか不安もあります。そんな転職者に対して、親身に応対してくれる採用担当者の温かさがあるかを見極めましょう。
採用担当者の言葉に温かみがあり、できること、できないことを明快に回答してくれる企業は見所があります。入社後転職して良かったと思うためには、内定後の対応にも注意してみることが大切です。
⑩転職エージェントを活用する
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