転職の面接の最後には、必ず面接官から質問を求められます。
このときに一番よくない答えは、「特にありません」と答えることです。
知りたいことを聞ける唯一のチャンスに、後悔しないためにも、質問は事前に用意しておきましょう。
今回の記事では、転職の面接で、「何か質問はありますか?」と聞かれたときに、どう答えれば良いかをまとめました。
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質問は事前に用意しておこう
転職の面接では、「何か質問はありませんか」というのは、必ず聞かれます。これは事前にある程度はまとめておいた方が良いでしょう。
けれど、面接を進めていくうちに、興味のある話題になったり、もっと深く聞いてみたいことが出てくることもあるでしょう。
用意していった質問とその場で浮かんだ質問、どちらもバランスよく尋ねるのが理想的です。
なかでも面接の話題に上がったことへの質問は、頭の回転の良さやコミュニケーション力の高さを相手に印象付けます。
「最後の質問」と「締めのワンプッシュ」
人生を左右する転職ですから、応募先企業に聞きたいことは山ほどあるはずです。しかし、与えられた面接時間や多忙な面接官の事情も考えて、ここで事前に考えておいた質問を1,2個程度するのがよいでしょう。
質問は、具体的な仕事内容や事業内容に関するものがベストです。「有給取得率は?」「那須の保養所は冬は使えますか?」といった福利厚生に関する質問は、タブーと考えておきましょう。
せっかく質問のチャンスを与えたのに、仕事内容や会社のことはそっちのけで、何よりも優先して福利厚生について聞いてくる人は、「働く上で大事なことはわかるけど、まだ実際に働いてもいないのに先にその話か。こういった権利意識の高い人は、当社より条件のいいところがあったらすぐ辞めてそっちに移るんだろう」などと、面接官に見限られてしまいます。
「特にありません」もNGです。せっかくこちらにマイクを渡されたのに、何も伝えずに相手に返すのは、もったいないことです。
この消極的な回答では、「この人は仕事内容や当社にまったく興味がないのか」と、見切られてしまいます。ですから、質問はあらかじめ複数用意しておいて、面接の状況や流れに応じて臨機応変にぶつけることが大切です。
面接自体が低調でも、この質問によって評価が好転する場合が充分にありますし、実際にこの土壇場でサヨナラホームランを打って巻き返した例は少なくありません。
ただし、それまでに応募者側からもいろいろと質問をしていて、すでに双方のコミュニケーションが十分に取れた面接であるなら、話は別です。
この場合は「面接の中で私が聞きたいことはすべて丁寧にご回答いただきましたので、大丈夫です」と回答しておきましょう。
ラストは、「本日は貴重なお時間を賜りありがとうございました。不安に思っていたこともお伺いできて、ますます御社へ入社したい気持ちが高まりました。入社が叶いましたら、一生懸命頑張りますのでよろしくお願いいたします」などと、感謝と入社意思の言葉で締めておきましょう。
人間は、最初と最後の印象を強く持つものです。最後のワンプッシュで、面接官に好印象を与えることができます。
そして、このワンプッシュを実行している人は、ほとんどいないのが実情ですから、ぜひトライしてみてください。
「何か質問はありますか?」と聞かれたときの3つのポイント
入社意思を疑われるセリフはNG
「短い面接の間で知りたいことがすべて得られるはずはない」・・・。面接官もそのように思っていますから、このような質問をしてくれているのです。
入社したい会社ならば、その会社をよく知りたいと積極的になるのは当然です。ですから、「特にありません」では入社意思を疑われてしまいます。
むしろ、面接官から質問を促されなくても、「うかがってよろしいですか?」と切り出すくらいの積極性がほしいものです。
ただし、「夏休みに保養所は使えますか?」などと、業務や条件に関係のない質問はやめましょう。
公開している企業情報を聞くのは失礼
面接官も、応募者が自社の何に興味を持っているのかを知りたいのです。ただし、今後の事業展開やトップの戦略など、求人広告やWeb情報だけでは読み取れないものです。
給与体系や残業代、残業時間などは2次面接以降にしましょう。また、限られた時間なので、優先順位をつけて考えておきましょう。
採用・内定だけが目的ではない
採用だけが面接の目的ではありません。面接は、企業と個人がお互いをよりよく知り合うための場ですから、ミスマッチがないようにお互いを確認するのも重要な目的です。
人生を変える転職ですから、聞きたいことはいくらでもあるはずです。その結果、当初の思いと違っていれば、応募者が採用を断ることもできます。
確認したいことは遠慮なく質問するようにしましょう。ただし、そのためには、応募先企業の研究はきちんとしておくことです。
「何が質問はありますか?」と聞かれた場合の回答例
今回の募集の目的は何でしょうか?
求人広告には「新事業部設立に伴い経験者を募集」などと募集の目的を書いてある場合と、そうでない場合があります。
仮に目的が書いてあっても、よりくわしく聞いてみたいものです。
また、求人募集には大きく分けて、何らかの事情で欠員ができた場合の補充と、業務拡大屋新規事業のための増員があります。
欠員の補充であれば職務内容は具体的に決まっているでしょうし、増員の場合なら事業展開など、その理由を尋ねてもよいでしょう。
自分が入社後に携わる、具体的な仕事内容などが見えてきます。
中途採用の方はどのくらいいらっしゃいますか?
全社的にでも、あるいは自分の応募職種や配属予定先部署に限っても構いません。ここで知りたいのは、中途採用者が十分に活躍できる土壌であるかどうかということです。
中途採用者が多い企業であれば、比較的すぐに仕事や仲間に溶け込めるでしょう。しかし、中途入社がめずらしい企業では、中途採用者は単なる穴埋めと見られている可能性もあり得ます。
つまり、中途採用者に対する企業の考え方が見えてくる質問なのです。
人数でも割合でもよいので、全体でどのくらいの中途採用社員がいるのか、またその位置づけを確認しておきたいものです。
確かめたいことを質問する方法
応募企業について不安な点があれば、面接で確認しておくほうがいいでしょう。もし疑問を抱いたまま入社しても、後から後悔する可能性もあるからです。
きちんと確認をした上で、自分で納得して入社すべきでしょう。
ただ、応募者から面接面感に質問する際、質問を切り出すタイミングや、質問の仕方には注意したいものです。
たとえば、「給与は月額いくらもらえますか?」「残業はありますか?」など、直接的に質問すれば、「給与にか興味がない、残業ができない応募者だ」と受け取られてしまうでしょう。
とはいえ、質問するタイミングは、面接時だけとは限りません。面接時に質問したために、不採用となる危険性のある質問であれば、内定後に確認することも検討しましょう。
採用試験の段階では、企業が応募者を選びますが、内定後は、応募者が企業を、自分に合う企業かどうかを選ぶことができます。
聞きにくい質問をする時は、「入社したい」という熱意を示しながら行うのがベターです。不信感を持ったまま質問をすれば、面接官はすぐに察知します。
応募者の希望をすべて満たす企業はありません。
何を優先するか考えた上で、どうしても譲れないものがあれば、もし内定が出ても辞退を検討してもよいのです。
多少の不安はあっても、譲歩できる部分があれば、「入社したら、自分で改善していく」と考えるくらいの意気込みが必要になります。
確かめたいことの質問方法例
給与額を知りたい時
「御社の規定でお願いしたいと思いますが、規定がありましたら教えていただけますか?」
希望給与がある時
「私の実力をみて判断していただきたいと思いますが、私も生活がありますのでえ、総額○万円いただければ幸いですが、可能でしょうか?」
昇格規定について知りたい時
「御社で勤務できることになりましたら、ご期待に沿えるよう頑張りたいと思いますが、昇格規定がありましたら、ご説明願えますか?」
賞与について知りたい時
「賞与は、会社の業績や本人の実力により異なると思いますが、参考までに昨年の平均賞与額について教えていただけますでしょうか?」
残業時間について知りたい時
「前職でも残業を積極的に行っていましたが、御社では平均の残業時間をお教えいただけますか?」
休日出勤の有無について知りたい時
「前職では、繁忙期は休日出勤もいとわず行っていましたが、御社ではいかがでしょうか?」
雇用条件について知りたい時
「貴社の求人募集では、正社員雇用と記載されていますが、試用期間も正社員として雇用されるのでしょうか?試用期間があれば教えてください」
営業ノルマの有無について知りたい時
「前職では、営業ノルマがあり、達成してきましたが、御社ではいかがでしょうか?」
研修制度について知りたい時
「未経験の職種ですが、戦力として貢献できるよう頑張ります。入社前に自己啓発等すべきことがありましたら教えてください。また入社後の研修についてもお聞かせいただければ幸いです」
「技術が日々進化していく中で、積極的に新しい技術を習得し、貢献できればと考えています。御社において技術習得に関わる研修等があれば、お聞かせください」
転勤の有無について知りたい時
「現在親の介護をしており、すぐに転勤することは難しい状況です。来年春になりますと姉の家で両親が暮らすことになりますので、転勤も可能かと思いますが、問題ないでしょうか?」
「前職では、札幌、広島に赴任した経験がありますが、御社におきましては、転勤は頻繁に行われていますでしょうか?」
社員の定着率について知りたい時
「御社は、若い社員の方が多く活気がありますが、同業他社から引き抜かれて辞めていかれる方も多いのでしょうか?」
新規事業について知りたい時
「御社は業界でもトップクラスで、~のような独自性のある商品で差別化を図られていると思いますが、新規事業などの計画がありましたら、差し支えない範囲でお教え願えますでしょうか?」
さいごに
面接は、転職の成功を左右する大事な場面です。今回の記事を参考に、しっかりと面接の際の質問を考えて、転職を成功させましょう。
とはいうものの、転職活動を、自分自身で全ておこなうことは、なかなか大変なことです。
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