大学を卒業してから数ヶ月が経過すると、仕事の忙しさや職場のイヤな習慣、上司や同僚との相性が見えてきます。また、入社前に思っていた仕事内容とは違うというようなミスマッチになっている方も多いでしょう。
そうした嫌な部分を自覚すると、いつしか悩みに変わり「仕事をやめたい」と思うようになる人は大勢います。
本記事では、新卒だけど会社をやめたいあなたへ向け、退社するデメリットや効果的な辞めるタイミングをお伝えします。
仕事を頑張りすぎているあなたも、実はすぐにでも退社した方がいいケースがあるのでぜひ読んでみてください。
新卒で入社した会社を辞めるなら3年以内がベスト?
一般的に学卒から3年間は退職しても「第二新卒」と呼ばれ、即戦力にならなくても転職しやすい傾向にあります。
つまり、新卒で入社した会社を辞めるなら、第二新卒で転職できる3年以内がベストです。
実際、第二新卒として就職する人は多く、厚生労働省の新規学卒者の離職状況(*)によると、大卒者で平成30年に3年以内で離職した人は144,047人で、割合は31.2%を記録しています。
しかし、退職する人数が多いからと安心してはいけません。
第二新卒での転職には、企業から不信感を抱かれるケースもあり、転職が困難になるケースもあるからです。
新卒ですぐに退社するデメリットとリスク
ここでは、新卒ですぐに退社した際のデメリットとリスクを紹介するので、把握した上で転職を検討しましょう。
転職で不利になりやすい
新卒ですぐに退社すると、転職で不利になりやすいです。
書類選考や面接をする担当者はあなたのことを「我慢のできない人なのかな」と先入観を持って接することも少なからずあります。
そうした不信感から書類選考や面接が通過できないことがあり、さらには経歴に空白期間が生じることで、転職しづらい負のループにおちいる可能性もあるでしょう。
転職先は今の会社より規模や待遇が劣る可能性がある
転職をする際には、前回のような新卒カードは切れません。
つまり、第二新卒での転職では、規模や待遇がいまの会社より劣ることを念頭においた上で活動しなければならないのです。
もしかしたら、希望する条件とはほど遠い会社に就職しなければならない可能性もあります。
周囲に精神的に追い詰められる
終身雇用が一般的で、転職が当たり前でなかった日本企業に勤める人の中では、まだまだ「転職は最低3年は在籍してから」と考える風潮も根強く、退職が早ければ逃げや甘えといわれることもあります。
また「自分は逃げてしまった」という負い目や「また同じ状況におちいるかも」という不安から、自分で自分を精神的に追い詰めるケースも少なからずあるでしょう。
しかし、逃げるのは決して悪いことではありません。
大切なのはどういう理由で退職したのか、理由を明確にしておくことです。
理由を明確にすることで、目的をもって退職したと理由付けができ、次回の転職がしやすくなるでしょう。
新卒ですぐに退社した方がいいケース
会社は辞めない方が好ましいですが、すぐに辞めたほうがいいケースもあります。
具体的に辞めたほうがいいケースとは、次の通りです。
- 違法な労働時間
- 人間関係が合わない
- ミスマッチがある
- 人間関係が合わない
- パワハラ、セクハラがある
- 出世がみこめない
他にも、本業で技術技能が身につかないケース。
身につくものが他社で応用しづらければ、その分転職で不利になります。
新しい会社でキャリアを積むために、すぐ退職したほうが良いでしょう。
新卒が仕事をやめるのに適したタイミング
新卒が仕事をやめるのに適したタイミングは、継続勤務にデメリットを認識したタイミングです。
このまま働き続けても身にならないと感じたならすぐにでも退職の意志を固め、転職活動を始めるべきでしょう。
その方が、新しい会社でキャリアを積むことにも繋がります。
しかし、会社を辞めても転職できなければ、すぐに退職する意味がありません。
では、転職しやすいタイミングに合わせて仕事を辞めるのがいいでしょう。
それが、次の月です。
- 2~3月
- 9~10月
転職しやすいタイミングは半期ごとといわれ、人事異動や新入社員が入るタイミング が転職に適しています。
仕事を辞めるタイミングについては、『ラストデータ社会人大学Blog』の「仕事辞めるならベストタイミングはいつ?スムーズな退職のコツも紹介!」の記事を参考にしてみてください!
第二新卒でも使える!転職エージェントを活用しよう
新卒で入社した会社をやめるのも続けるのも1つの選択肢です。
転職をするなら、2月~3月、9月~10月 など転職に適したタイミングで退職してください。
早めに転職しなければ、空白期間ができ次の転職が難しくなるからです。
もし、いまの会社を辞め、第二新卒で転職活動を始めるなら、リクルートエージェントがおすすめです。