就職活動を頑張って新卒で入社した会社が「ブラック企業」だった…。
このような状況で絶望感を感じている人も少なくありません。ブラック企業は年々増加しており、入社したら激務薄給、暴言・暴力などのパワハラ、サービス残業・長時間労働で身も心もボロボロ…。
入社する前は良い企業に見えたのに、実はブラック企業だったということも多いです。「こんなはずじゃなかったのに…」そう思いながら毎日苦痛を我慢して働き続けるのは、とても辛いことでしょう。では、新卒で入社した会社がブラック企業だった場合、あなたは一体どうしたらいいのでしょうか?
目次
新卒で入社したのだから辛くても耐えるべき?
あなたが新卒で入社した会社を辞めたいと言うと、周りの人は「最初は誰でも辛い」「社会人は厳しいことも多い」「みんなそれでも耐えている」と説得してくるかもしれません。
確かに、それらの言葉には一理あります。会社で働いていれば、辛いことや苦しいことも必ずやってくるはずだからです。社会人である以上、ある程度は、歯を食いしばって頑張る気力が必要になる場面もあります。
しかし、それが「ブラック企業」だとしたら、果たして「歯を食いしばって頑張れ」というのは妥当なことでしょうか?ブラック企業で働くということは、常に苦痛しか感じられない状況を受け入れるということです。はっきり言って…それは地獄でしょう。
あなたが新卒でブラック企業に入社してしまった場合、考えるべきはあなた自身の健康状態です。それは精神的な健康、肉体的な健康も含まれています。今のブラック企業で働き続けて、あなたは健康的な社会人生活を送ることができるでしょうか?
ブラック企業は、劣悪な人間関係、理不尽な叱責、根性論を押し付ける、長時間残業の強要など、健康を害する項目が目白押しと言えます。ブラック企業で耐え続けても、いつか耐えられなくなりあなたはボロボロのまま辞めることになるでしょう。
追い詰められて、うつ病になったり過労死してしまったら、人生が台無しになってしまいます。そうなる前に見切りをつけて新しいスタートを切ることを真剣に考えてみてください。もちろん、短期離職をすると、次の転職活動での影響はあるでしょう。
しかし、現在は「第二新卒枠」として企業も積極的に第二新卒を採用していますから、若いあなたならデメリットは最小限に抑えて転職できるはずです。ブラック企業に勤め続ける方が、大きなリスクを背負ってしまうことになります。ブラック企業によって精神と身体が壊れてしまう前に、転職活動を始めましょう。
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ブラック企業から逃げることも勇気である
ブラック企業で働き続けることで、「うつ病」になってしまう若い人が増えています。厚生労働省の調査によると、「うつ病」で労災認定されたケースでは、20代が22%、30代が31%と、若い世代だけで50%を超えているということです。
また、内閣府の調査では、自殺した人のうち、20代の割合が全体の2割を占め、そのうち労働問題を原因とした自殺が16%となっています。健康問題が34%、経済問題が15%ですが、ブラック企業で体を壊してしまったり、給料が安く経済的なことで苦しむことなども考慮すると、ブラック企業が原因で自殺する若者の割合はもっと多いかもしれません。
たとえブラック企業であっても、「せっかく新卒で入社できた会社だから」と我慢して耐え続ける人がたくさんいます。「辞めたら親になんて言われるか」「辞めたらダメ人間と思われる」このようなことを気にして、うつ病になるまで追い込まれてしまうのです。
新卒ですぐに辞めてしまうと、社会のレールから外れてしまう…もうまともな会社では雇ってくれなくなってしまう…あなたはそう思うかもしれませんが、そんなことは決してありません。ブラック企業を辞めたくらいで、正社員として就職できなくなることはありませんし、「第二新卒」が欲しいという企業は山ほどあるのです。
あなたが限界まで我慢し続けて追い詰められて自殺してしまうことになってしまったら、元も子もありませんよね。ブラック企業にあなたの人生を台無しにされるくらいなら、勇気をもって逃げてください。逃げることは、恥でもなんでもありません。
特に、あなたの精神と肉体を破壊してしまうようなブラック企業からは、一刻も早く逃げた方がいいのです。あなたが5年後、10年後も今の会社で働き続けられるでしょうか?暗い未来しか見えないならば、明るい未来に向けて行動を開始してください。
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新卒でブラック企業を辞めても、転職は十分に可能である
入社した会社がブラック企業だった場合、「会社を辞める」という選択が懸命な判断であり、唯一の解決策になります。しかし、たとえブラック企業だったとしてもなかなか辞められないと考える人もいます。
「新卒で辞めたら、もうまともな会社に転職できないんじゃないか」「すぐに仕事を辞めて周りからどう思われるだろうか」このような心配をして、ブラック企業から抜け出せないでいるのです。
新卒で入社した会社だと、転職の勇気がすぐに持てないというのも分かります。しかし、今のまま働き続けてもあなたは幸せな社会人生活を送ることはできないでしょう。
あなたに伝えておきたいことは、新卒で会社を辞めたとしても、転職先は十分に見つかるということです。最近は若手の人材不足の影響で、中途採用の枠が広がっています。大企業からベンチャー企業まで、「第二新卒」枠で有望な若手を探しているのです。
短期で会社を辞めると、転職に響くというのは事実ですが、昨今では転職する人も多くなり、失敗に対する企業の許容度も上がっているのでリスクと呼べるほどではなくなりつつあります。
それよりも、あなたの意欲ややる気を示すことができれば、「ポテンシャル重視」で採用する企業が増えています。今は非常にチャンスであり、ブラック企業から抜け出すのに絶好の機会と言えるでしょう。
転職は恥ずべきことではない
新卒の人は、転職することを「挫折」や「恥ずかしいこと」と捉える傾向があります。就職活動を頑張ってせっかく入社した会社なのに、すぐに辞めてしまうのは恥だと考えるのです。
しかし、その考えは間違っています。特に、あなたが「ブラック企業」に勤めているならなおさらです。辛くて苦しくて、「もう無理だ!」と心が叫んでいるのに、ブラック企業で我慢し働き続けることに意味などありません。
はっきり言いますが、あなたの貴重な人生を捨ててしまっていることと同じことなのです。そのような考えにがんじがらめにされてしまって、身動きがとれなくなれば、最悪の場合「自殺」しか考えられなくなります。
転職することは恥ずかしいことでも挫折でもありません。失敗と捉えることも間違っています。新しい人生をスタートさせるための勇気ある行動です。転職には、不安や恐怖もあるでしょう。しかし、生き生きと働く職場を見つけ直すための、チャンスとも言えます。
あなたはブラック企業を経験したことで、どのような会社に転職したいのかがはっきりと分かったはずです。勇気をもって、今すぐ転職活動を開始しましょう。
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新卒でもブラック企業はすぐに辞めるべき
新卒で入社した会社がブラック企業だった…これは悲しい現実かもしれません。「なんでこんなことになったんだろう」「こんな会社入るんじゃなかった」「もう一度やり直したい」このように毎日後悔しているかもしれませんね。
しかし、後悔ばかりしても仕方ありません。ブラック企業はさっさと辞めて、転職してください。社員のことを使い捨てとしか思っていないようなブラック企業は、今すぐ辞めるべきなのです。
- 最悪な人間関係
- パワハラが横行している
- 求人票と内容が違う
- 罰金がある
- サービス残業を強要する
このような環境で、あなたはこき使われてきました。これからもブラック企業で働き続けることに、意義を感じるでしょうか?あなたの人生は一度きりです。
転職活動を始めれば、あなたのことをしっかりと考えて教育してくれる会社は必ずあります。あなたの人生の貴重な時間を、ブラック企業のようなおかしな会社に費やすべきではありません。
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新卒でブラック企業を辞めた私の体験談
ここからは、新卒で入社した会社を辞めた私の体験談をお伝えします。入社する前~入社してすぐは、「これから社会人として頑張るぞ!」と希望に燃えていました。しかし、その考えは脆くも崩れ去ります。入社した会社が「ブラック企業」だったからです。
上司から怒鳴る・蹴るのパワハラを受け、先輩からは冷たく突き放され、残業は月100時間を超えているにもかかわらず、20時間以上の残業は上司の指示で書き換えられて「なかったこと」にされました…。
毎日が辛く、食欲もなくなり体重は15キロ減って家族や友人から「病気か?」と心配されたほどです。しかし、私は「社会人はこんなものだろうか…」と、我慢し続けました。毎日毎日、陰鬱な気分で出勤していました。ため息ばかりつくようになりました。
そして、私は1年でブラック企業を辞めました。なぜすぐに辞めなかったのかというと、「辞めたら社会人失格だ」「人生のレールから転落してしまう」と思い込んでいたからです。
しかし、「このままじゃ死んでしまうかもしれない」と脳裏によぎり、逃げないとおかしくなりそうだったので、勇気を振り絞って辞めました。
新卒で会社を辞めることに不安があったのは事実です。「新卒で辞めたら、転職はうまくいかないかもしれない…」とネガティブになっていましたが、転職活動を始めてみると、意外なほど自分を必要としてくれる企業があることに気づきました。
結果的に、転職エージェントを通じて、福利厚生の整った大手食品メーカーに転職することができました。転職エージェントを使ったのは、またブラック企業に入社することを避けたかったからです。
担当エージェントにしっかりと希望を伝えると、条件の良い会社を紹介してくれます。「ブラック企業は絶対嫌だ」と伝えると、優良ホワイトの求人を出してきてくれました。今はとても満足して働いています。「こんなことなら、もっと早く辞めておけばよかった」と思ったほどです。
私と同じように、新卒でブラック企業に入社してしまった人もいるでしょう。現在進行形で苦しんでいる人もたくさんいるはずです。その人に伝えたいのは、「ブラック企業を辞めてもなんとかなる」ということ。
新卒で入社すると、右も左も分からない状態なので、理不尽な扱いを受けても我慢してしまいがちです。社会人って辛いな…厳しいな…そう思いながら、ストレスを抱えて暗い気分で毎日足を引きずって出社することでしょう。ボロボロになるまで働かされても、理不尽に怒られても、「自分が悪い」と自分を責めてしまうのです。
新卒だと、会社で働いた経験が初めてなので、その会社か異常なのかどうかの判断がなかなかできません。「社会人はみんな辛い中で頑張っている」と考えて、身動きがとれなくなってしまいます。
しかし、限界まで我慢し続けるといつか精神の糸が切れてしまうかもしれません。逃げ場所がないほど追い込まれると、最悪の場合「自殺」を考えてしまうでしょう。実際に、労働を原因とした若い人の自殺が増えてきているのです。私も頭がボーッとした状態で電車に吸い込まれそうになったことがあります。
そうなる前に、あなたも勇気をもってブラック企業から脱出してください。あなたを必要としている会社はたくさんありますし、今は転職しやすい環境が整っているのです。特に、転職エージェントを活用すれば、優良企業への転職がスムーズに実現できますから。
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