あなたは、無職の不安で落ち着かない気持ちになっていませんか?
無職になると、不安や焦りなどが入り混じり、落ち着かなくなるのは当然のことでしょう。無職でいることに罪悪感を感じて、悪いことをしている気持ちになるかもしれません。
周りの人はきちんと働いているのに、無職の自分は平日の昼間から家でゴロゴロ。なんだか自分だけが取り残されていくような、まるで学校をずる休みした子供みたいな罪悪感に苛まれるようになりますよね。
失業保険の手続きに職業安定所に行っても、早く職に就くよう促されます。面接で不採用になると単純に落ち込むし、それが続くと自分の存在意義すら否定されたような気すらしてくるでしょう。
次第に落ち着かず、何ともいえない気持ちになってくると思います。周りと比べて、自分だけ無職…。
このような落ち着かない気持ちに、どう対処していけば良いのでしょうか?今回は、無職の不安で落ち着かない理由と、無職の不安で落ち着かないときの対処法を紹介していきます。
先に対処法を知りたい方は「無職の不安で落ち着かないときの5つの対処法」からお読みください。
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無職の不安で落ち着かない5つの理由
無職になって「落ち着かない気持ち」になるのはどうしてでしょうか?ここでは、無職の不安で落ち着かない理由を紹介します。
収入がない
一番落ち着かない気持ちになる理由は、収入がないことです。収入がないと、貯金が減る一方で通帳の残高を見ては気持ちがざわざわします。私が一番不安になったのは「生活費がなくなる」ことです。
履歴書を何度も書き、写真を撮り、面接に出向いて不採用だった事も何度もあります。生活が成り立たなくなるのではないかと、焦りました。
生きていくためにはお金が必要なので、命に係わる問題という点で一番落ち着かなくなります。気分転換に買い物などに出掛けてもお金がないと何も買えないので貧乏になったような気がして、結局気分転換になりませんでした。
収入がないから早く就職しなければと気持ちばかり焦って、就職活動がうまくいかない時もあります。大金が欲しいわけではないですが、ある程度のお金の収入がないと、こうも気持ちが不安になるのだなと身をもって体験しました。
社会から切り離されたような気持ちになる
会社に行くことがないので、外に出る回数が減ります。そのため、社会から離脱したような気持ちになって落ち着きませんでした。特に、実家を出ている時は誰とも話すことがないので、一日一言も喋らなかったりします。
「自分は何をしているのだろう」と虚しくなる時もありましたね。たまに友人と会って話すと、とても気持ちが落ち着いてしばらくは安定するのですが、また家に籠っていると気持ちが落ち着かなくなります。
両親や知り合いに合わせる顔がない
働いていないという負い目を感じて、「どんな顔して会えばいいんだろう」とか「仕事の話題を振られたらどうしよう」と思い、落ち着かない気持ちになったことがありました。
特に両親は社会人として働くことにこだわりを持っているので、会えば必ず仕事の話題を振られることもわかっています。働いていないと知れば怒られることも知っていたので、非常に心が休まりませんでした。
嫌なことから逃げる人生になる
仕事を辞めた時はストレスからの解放感があり、自由な時間が増えてよかったと思いました。しかし、数か月も経つと、あまりの自由さに逆に何をしたらいいのか落ち着かない気持ちになります。
仕事は毎日与えられたことをするという、ある意味受動的な業務が多かったのですが、仕事がないと毎日することをあれこれ考えないといけなくなります。
また、何かをしないと自分は怠けていると自己嫌悪感が強くなり、退職したことで逆に、落ち着くようで落ち着かない気持ちになりました。
家でずっと寝ている方が楽…という感覚が増えていきます。逃げてばっかりになってしまって、今後の就職などでもとにかく逃げてしまう。“嫌なことから逃げる人生”になってしまうのが怖かったです。
「自分は何をしているのだろうか」という自己嫌悪
無職になると、今まで会社で働いていた時間に家にいて、最初はやっと羽根を伸ばせると嬉しい気持ちでいっぱいでした。会社勤めの時は出張や残業続きで自由なことが出来なかった為、その反動が大きかった為余計にやっと自由になれたという思いが強くありました。
しかし、無職から2ヶ月が過ぎた頃には、それが普通になってしまいます。「自分は何をしているのだろうか」という思いに駆られるようになりました。この先どうやって生活していこうか思い、とても不安になります。
少しばかりの退職金をもらいましたが、次の仕事のアテがあるわけでもありません。生活面の不安があったので、とても落ち着かない気持ちになりました。それからというものの転職活動に没頭し始めました。
「今の生活から抜け出したい」と強く思うようになり、落ち着かない日々でしたね。この状況から抜け出さないと自分が自分で居られないように思えて、だんだんと自分が嫌になってきます。
無職の不安で落ち着かないときの5つの対処法
無職の不安で落ち着かない気持ちに、どのように整理をつければ良いのでしょうか?ここでは、無職の不安で落ち着かないときの対処法を具体的に紹介します。
時間を決めて行動する
頭で考えていても、不安を煽るばかりで何もできなくなってしまったので、時間を決めて行動するように心がけていました。家に閉じこもりっぱなしだと、世の中から取り残された気分に陥ります。そのため、節約も考えて毎日図書館に行くようにしていましたね。
有り余る時間をポジティブに捉えて、普段読めなかった本や、スキル本などを色々読むようになりました。頭の中に暇という空白を作らないことが自分にとって大事なことでしたね。不安に思うよりも、何かに集中することを心がけると、不安も消えていった気がします。
無職の期限に区切りをつける
とりあえず無職の期限に区切りをつけることにしました。「あと1か月は就職のことを考えずにゆっくり過ごそう。生活リズムをきちんと戻し、きちんと暮らすことを踏まえたうえで、今までできなかった趣味に没頭しよう」と決めたのです。
1か月たったら本格的に就職活動をしようと決めました。貯金もあるし、失業保険もあるので、再就職先は焦らずに、じっくり条件の合うところをとことん探そう…とかんがえたのです。
前回のところのようなブラックな職場では絶対働かない、時間がかかっても良い職場を見つけようと思いました。そうして無職に期限をつけると、メリハリが出来て就職活動にも集中して取り組むことができましたね。
規則正しい生活をする
昼間はまだ散歩をしたり、ハローワークに行ったりと、と何かしら気分を紛らわす手段がありました。しかし、夜は更けていくほど不安が頭をよぎってきます。気を紛らわせるためにTVやインターネットを遅くまで観て不規則な生活になっていくという悪循環でした。
そこで、そういう生活を改めて早寝早起きをする規則的な生活をして、明るく前向きに考えるようにしました。夜はどうしても深く考え込んでしまって落ち込んでしまいがちです。規則正しい生活をして、陽の光を浴びる生活を心がければ気持ちも前向きに変わっていきます。
とにかく外に出る
無職の不安で落ち着かない時は、とりあえず外に出てみて気分転換に出掛けるようにしました。ウォーキングで出歩くようにしたり、ペットショップで動物を見たり…。一人の時間をなるべく減らし、不安な気持ちにならないような行動に移すようになりました。
また友人を誘って飲みに行ったり遊びに行くだけでも、それが現状の気持ちを変えられるきっかけになりました。そうすると、気分が晴れて転職活動をしようと思えるようになりましたね。転職活動とは全く関係のないことを行うことで、よい気分転換になるはずです。
「自分も何とかなる」と考える
不安がいっぱいで落ち付かない時は、とにかく忘れて、寝ることです。深呼吸するなど、まず自分の精神をコントロールさせて、不安などを取り除くことから始めます。
「無職の人たちでもいつかは仕事を見つけ働いているのだから、自分も何とかなる」という、単純ではありますがポジティブ思考を持つことで心を落ち着かせていました。
心配しすぎると体調不良にもなってしまいます。無職の今は、仕事のストレスから解放されて心にも時間にもゆとりがある「貴重な時間」だと思うと、とても楽な気持ちになれるでしょう。
無職の不安で落ち着かない人へ伝えたい7つのこと
ここからは、無職の不安で落ち着かない気持ちになっている人へ伝えたいことを紹介します。
考えるより行動が大事
闇雲に無職だという状況に悲観しないこと。自分の職歴をきちんと整理してみると、今後の転職活動に繋がっていきます。急がば回れの精神で、無職期間に色々なスクールや自己学習に励んでも良いでしょう。考えるより行動です。
不安を消すためには自分なりに勉強したり、学習したりするのが効果的になります。また、友人と会って色々話すのもストレス解消に効果的です。一人っきりで考え込まず、社会から断絶しないようにしましょう。たまには息抜きしたほうが効果的です。
あなたが信頼できる友人と、就職とは関係ない話をして、気分転換できる状況を作りましょう。悲観的にならず、誰かに助けを求めて活力を貰うことを心がけてみてください。
自分は自分
人の目は気にしないこと。人は好き勝手にいろいろなことを言ってくるものです。無職にとって、それをいちいち気にして振り回されてしまうのは絶対避けたいことでしょう。
自分は自分、無職であることに罪悪感を持つことはありません。次の就職に向けての、今は充電期間だと思ってゆっくりリフレッシュしてください。無職である不安から焦ったりはせずに、じっくり自分に合う職を見つけましょう。
無職を糧にしよう
希望の仕事の求人が見つからなければ、「これがいつまで続くんだろう」と不安になるのも無理はありません。面接で不採用になれば、自分を社会に否定された気持ちになって落ち込みもするでしょう。
でもその辛い時期は、あなたのこれまでを振り返り成長させてくれる糧にもなる貴重な経験です。そしてそれを糧にできるかはこれからのあなた次第です。
あなたを正当に評価してくれる会社は必ずあります。まずあなたが正当に評価してもらえるよう、腐らず前向きに就職活動を頑張りましょう。
健康維持が大事
無職はとにかく健康維持が大事だと思います。サラリーマンとは違い、病気やケガをしても、有給があるわけでもなく、何も補償されません。自分の体がおかしくなったら、終わりになります。なので、体調管理には気を付けてください。
無職の健康管理におすすめの方法は、ラジオ体操です。これが意外とあなどれません。継続して続けていくとわかりますが、身体がかなりほぐれます。
朝一番でラジオ体操をすると、その日のリズムが掴めてきます。生活リズムが整ってくるため、無職脱出の足がかりになるでしょう。
年齢が高い人は考えを変える
再就職は年齢によりますが、年齢が高い無職の方は、自分が思っている理想の職種は、なかなか見つからないかもしれません。そうなったら、考え方を変えて転職するしかないと思います。
現在であれば、大型トラックのドライバー、重機オペレーター、フォークリフトを使う仕事は年齢が高めでも転職先の候補になりそうです。
会社によっては入社後に免許を取らせてくれるところもあるので、そういった会社に入社し、資格を取得するのも一つの手でしょう。
間違っても、生きている価値がないとか、悲観的な考えに引きずられないことです。世間の目は気にせず、冷静になりましょう。なんでもいいから、収入を得る手段を考え、実行しましょう。年齢が高くとも、止まない雨はないと信じてください。
無職は悪いことではない
そんなに未来は、暗くないということを信じましょう。今は無職の不安で落ち着かないかもしれないけれど、無職なことは悪いことではないです。未来の自分のために与えられた、自分自身を見つめ直す大切な期間ともいえます。
焦らずに、自分をゆっくり見つめ直してやりたい仕事や入ってみたい会社について考えてみてください。そして、面接に落ちたとしても「相手の見る目がなかった」と思って、自分を責めないこと。落ち込んだ時は、考えずに寝てしまいましょう。
「何とかなる!」という気持ちでいよう
今無職の人でも、仕事を真面目に探していれば絶対に無職を脱出できるはずです。あまりネガティブにならず、「何とかなる!」という気持ちで前向きに生活することが大事でしょう。
自由な時間がある分何をしたらいいか分からなかったり、悩みを無駄に考えてしまうこともあるかもしれません。それは自分を見つめ直すチャンスでもあります。本当に自分がやりたい仕事が見つかるかもしれません。
趣味がなかった人は趣味を見つけるチャンスにもなります。無職という悩ましい時期も、一つの経験として受け止めれば、後で思い出話に変わることでしょう。
転職エージェントを活用して無職から抜け出そう!
あなたは今、無職で仕事をしていない自分に落ち込んでいるかもしれません。でも、長い人生、何もしない時期はあってもいいのです。
今の自分を受け入れて、心を落ち着かせたらましょう。そして、気持ちを落ち着かせてから少しずつ転職活動を始めてみましょう。無職の方におすすめの就職活動の方法は、転職エージェントを活用することです。
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