無職になると「どうしよう」と悩んでしまいますよね。
私は無職になる前に、7年間営業職をしていました。ノルマもきつく、朝から晩まで働いていたので、転職するにあたり、働きながらは難しく、辞めてから転職活動を始めました。
新卒からの就活しかしたことがなかったので、アラサーになってからどんな風に就活をしていいのか悩みましたね。やはり無職中は、給料がないのでお金がなく、「どうしよう」と悩みました。その時は、派遣や日雇いの仕事に応募して、なんとか収入を確保しました。
日雇い派遣の仕事は毎回働く場所や関わる人が違うので、作業内容を覚えるのは大変です。時給もアルバイトに比べると高く、煩わしい人間関係がなかったので、ありがたかったです。
無職は人生のお休みの期間だと思い、少しリラックスして過ごすことも大事だと思います。無職の期間は時間はたっぷりあったのに、外に出る気分になれず、いつも家にいてふさぎこんでいました。今から考えれば、時間の余裕がある人にしかできないことをたくさんやれば良かったと後悔しています。
あなたが就活をしているならば、いつか必ず定職につくことはできますので、将来のことを思いつめないようにしてください。そこで今回は、無職で「どうしよう」と悩んだときの対処法をお伝えします。
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※おすすめ記事:「無職」というピンチをチャンスに変える方法とは?
目次
無職になって「どうしよう」と悩んだ6つのこととは?
まずは、私が無職になって「どうしよう」と悩んだことをお伝えします。今無職の人は、ぜひ自分と照らし合わせてみてください。
無職で「どうしよう」と悩んだこと1.平日に外に出ること
平日に外に出ることがとても苦痛でした。平日に外にいる=無職だと思われるからです。今から考えれば、学生さんや主婦、平日が休みのワーカーの人もいるのだから、他人の目を気にする必要なんてなかったと思えます。
しかし、そのときはそれくらい追い詰められていました。学生のときは、わりと輪の中心にいるタイプだったので、自信がなくなり、自分が卑屈になっていることが嫌でした。
無職で「どうしよう」と悩んだこと2.お金がないこと
次に、お金がないことです。貯金が底をつき、一桁になったのを目で見たときは、ショックでした。家族にお金を調整してもらうこともあり、そんな自分が情けなく思いました。
終わりのない迷路に入ったようでした。少しでも仕事のあてができると希望に変わりました。終わりの見えなさが、何より苦痛でしたね。
無職で「どうしよう」と悩んだこと3.周りの目や評価
無職で辛かったのが、周りの目や評価です。ある程度、開き直るまでは肩書きが無い事がコンプレックスで人と話したくないし、人に会いたくなかったですね。やはり無職を体験した者にしか、無職の悲しみは、分かりません。
皆言っても他人事のような感じです。次の仕事が見付からないのも、私のせいのように言われる始末です。只何も言わず私の愚痴だけを聞いてくれれば満足なのですが、変にアドバイスされたりする方が逆に傷付く事も有ります。勿論、お金が無く惨めな思いもしました。
お金がなく満足に食べられなくなりました。人間は食べられないとみじめになり、思考はおかしな方向へと向かい、生きている意味さえも見失いがちだと実感しました。
人間の尊厳に関わることであり、何よりも辛かったです。ここまで自分を追い込んだ自分が悪いのですが、当時は認めたくなかったです。
無職で「どうしよう」と悩んだこと4.精神的な辛さ
面接担当者に、無職期間が長くなればなる程冷たく聞かれます。「この空白期間は何ですか?」こちらも決して活動をさぼっていた訳では、ありません。ですが、そんな頑張りは、他人には、分かって貰えません。
やはり働いていないと「自分の存在は何なんだろう」とマイナスなことばかりを考えてしまったことが辛かったです。お金がないなどの物理的な面もそうですが、やはり精神的な辛さが大きかったです。
収入が無く「周りの人は仕事をしているのに、自分だけ何しているんだろう」という気持ちになり、1人の時が非常に辛かった。生活リズムが不規則になり、食生活もバランスの悪いものばかり食べてしまい、体調を崩しました。
無職で「どうしよう」と悩んだこと5.将来に対する不安
一番つらかったことは、将来に対する不安です。絶望的なビジョンが自分に襲いかかります。さらには、インターネットで言われているような、無職の人間に対する罵詈雑言です。これは、かなり精神を疲弊させます。
そのようなことを話している人達は面白半分で言っている
かもしれません。本人にも責任があり、自業自得の面もあるでしょう。しかし、辛い。何もやる気が無くなりますし、体調にも影響を及ぼして具合が悪くなって寝込むこともあります。
無職で「どうしよう」と悩んだこと6.劣等感に苦しむこと
まずは友人と遊ぶのが”気まずい”と思うようになってしまったことは辛かったです。周りは仕事をしているのに自分はしていないという劣等感でとても辛かったですね。たまたま昔の友人に会って仕事の話をされ、相手は上場企業に勤めており、私は無職。
会話につまり、苦し紛れに働いてないのに働いていると嘘をついてしまったのが苦しかったです。また、「親に申し訳ない」と思いました。大学まで出してもらったのに無職になってしまって心配をかけるのは大人として情けない…と感じました。
さらに、周囲から馬鹿にされている気がするようになります。ハローワークに行くと、職員の方やいろいろな方がおり、その方々に馬鹿にされているのではないかと感じます。
職員さんはとても親切なのですが、「心の底ではこの人は自分をバカにしているのでは」と被害的に考えてしまいます。無職の間は、マイナス思考に陥りやすかったです。
無職で「どうしよう」と悩んだときの6つの対処法
無職であっても、前を向いて生きていかなければいけません。ここでは、無職で「どうしよう」と悩んでしまたときの対処法を紹介します。
無職で「どうしよう」と悩んだときの対処法1.お金を稼ぐ
まず、無職で一番困るのが金銭面だと思います。お金さえあれば食べ物も買えますし、ネットカフェにも泊まれます。ですので手っ取り早く稼ぐ方法を自分の中に確立しておくと役に立ちます。
時間はあるので何か出来ないかと思い、フリーマッケットやオークションサイトで少しの収入を得ていました。その他の方法としては、
1.在宅ワークで「クラウドワークス」「ランサーズ」などを活用します。
経済的に困窮している場合は選り好みしていられないので、詐欺に気を付けながら、手当たり次第に依頼を受けます。
2.公募ガイドを図書館などで立ち読みしたり、ネットサイトで検索し、懸賞や信頼のおけるアプリを探します。
クーポンアプリや、ポイントを稼ぐアプリなどです。
3.部屋を片付けて不要なものをメルカリやラクマなどフリマアプリで販売します。
4.自身の技能を振り返ります。
例えばプログラミングやウェブデザイナー、バナー製作、イラスト製作など出来ればベストです。私の場合、バナー製作で僅かばかりお金をいただくことがあります。
5.とことん節約です。
食費、光熱費など生活費はもちろん、生活に必要な物品で、自宅にあるもので工夫できるものは工夫したり製作したりします。
また、私はホストクラブ等の1日体験と言うシステムを使い、その日暮らしをしていた時期があります。即日、お金が貰えて、勤務時間は3時間程度。手っ取り早くお金を作る方法として優秀でした。
ただ、1日体験の給与も店によってはピンキリですし、必然的にお酒を飲むことになりますので、アルコールに弱い人は難しいかなと思います。
ここからは私の体験談になりますが、以前に1日体験をしたホストクラブで接客をしていて、お客様から家に来なよと言われヒモとして3ヶ月ほど厄介になったことあります。正にその場しのぎですね。
無職で「どうしよう」と悩んだときの対処法2.資格を取得し自信を付ける
とにかく何でも良いから簡単に取得出来る資格を取得し自信を付ける事です。中には、講義を聞けば取得出来る国家資格も有ります。何もしないとただ時間だけが過ぎ不安になります。
こんな自分でも遣れば出来ると言う自信に繋がりますし、面接時に質問されれば話題も増えますし遣る気の有る人だと思って貰えます。
私は無職期間中、とにかく資格取得の勉強をしました。不動産業や経理など、様々な業種の資格勉強をしておりました。とにかく一人で考えてしまう時間を少なくし、何か作業や勉強、人と会うなどして気分を紛らわせてましたね。
無職で「どうしよう」と悩んだときの対処法3.ハローワークの常連になる
とにかくハローワークの常連になる事です。常連になれば親しくなり親切に対応してくれる職員も居ます。
また、空いてる時間に行けば制限時間が過ぎても閲覧させて貰えたりします。これは、そこのハローワークのパソコンのシステム次第ですが。
無職で「どうしよう」と悩んだときの対処法4.思いっきり泣く
思い切り落ち込み、泣きました。悩んでいてもお金は生まれないですし、状況は悪化するばかりです。しかし、どうしようもない感情を無理に閉じ込めたら自分が壊れてしまうかもしれません。
ですので、親友にだけは不安な気持ちなどの本音をぶつけて、思い切り泣きました。それは1回のみと決めてから実行しました。それ以上はただの甘えだと思ったからです。
無職で「どうしよう」と悩んだときの対処法5.発想の転換をする
「どうしよう」から「どうにかしなくては」と発想自体を変えてみました。発想を変えたら動くのみです。バイトを見つけて働きながら、正社員の仕事を探しました。
無職で「どうしよう」と悩んだときの対処法6.何もしない
何かをするって言うよりも何もしないほうが良いかもしれません。理由は焦って何をすると失敗して余計に自己嫌悪感が強くなります。少し落ち着くまで時間が経つのを待つこと。きちんと自分が置かれている現実と向き合って、将来を考える必要があります。
「このまま仕事が見つからなかったらどうしよう」という不安に向き合うには?
無職期間は、半年以上ありましたので、仕事が永遠に見つからなかったらどうしようという不安はありました。書類審査で落とされることが多く、面接にこぎつけてもうまくいかず自信をなくす一方でした。「仕事は選ばなければある」、などという言葉は恵まれた人間が言う言葉です。
誰だって仕事を選びたいに決まっています。現状で自分がやるべきことをやっているなら、自分を卑下する必要は全くありません。一生懸命立ち直ろうとしている人を笑い者にするなんて人いないです。
普通の人間だったら、頑張れ、負けるなって応援してあげるのではないでしょうか。キューバやニュージーランドなどの他国の生活を見ていると、日本人は働きすぎていると思います。「絶対に働いていなければならない」…この常識に縛られなくても良いのです。
自分でどんな事でも良いから遣る事を見付け、社会に役に立っていると自信を付ける事が大事です。ボランティアでも、良いし、家事でも良いし本当に何もしないととにかく社会との繋がりも失うし社会復帰しにくくなります。
また、不採用になる度に自信を失うので何処かで自信を継続させる為にもです。無職の間は前向きに。仕事が始まれば遊べないのですから思う存分遊びましょう。
今迄頑張って働いたご褒美と考えるのも有りですね。仕事が決まったら、また頑張って働けば良いのです。
無職で「どうしよう」と悩んでいる人へ
今の時代、「無職が悪い」ということはありません。ただ、何もしない人間には何も起こりません。自分を変える為に劇的である必要はないです。ただ一歩を踏み出すだけで自分は変われます。
人間、本質的には頑張れる生き物です。ただ頑張り方を忘れているだけ。前向きな言葉に嫌気が差しても、正論を言われ傷ついても構いません。開き直って前に進みましょう。
もしも貯金などの蓄えたお金があり、当面の生活にも困らないようならば、資格の取得をすすめます。ハードルが低いところから簿記の資格、仕事はハードですが人手不足が深刻な介護士の資格などです。
たとえ資格を生かした仕事に就けなくても、履歴書の資格の欄に書けるため、就活に有利になります。そしてどうしても希望の職種に就けなくても、資格を生かし生活のためと割りきって働けば、お金と安心感が得られるでしょう。
実際友人が介護の資格を取り、当面のバイトだと考えて介護施設で働いたらとてもやりがいがあると感じて、そのまま正社員になりました。
何もないところからのスタートはとても不安ですが、裏を返せば縛りがない分「なんにでもなれるチャンス」です。決して腐らずやれば、新しい何かが見えてきます。あなたは大丈夫です。
頑張っていれば、きっとあなたの知識や人柄、今までやってきたスキルを評価してくれる会社が現れます。履歴書は、やはり他の人からアドバイスをもらうと格段に良くなったりするので、誰かに添削してもらうことがおススメです。
ハローワークや転職エージェントなどは、無料で添削や、書き方の講座もあるので、利用してみたら良いでしょう。無料で面接練習などもできるので、活用できるものはどんどん活用していきましょう。ただし、行動するなら早いほうが良いです。
年齢を重ねるとそれだけで世の中は冷たくなります。無職だった期間が長ければ長いほど可能性は失われていくのです。誰も助けてはくれません。自分を助けることが出来るのはあなた自身だけなのです。
転職エージェントを活用して無職から抜け出そう!
あなたは今、無職で仕事をしていない自分に落ち込んでいるかもしれません。でも、長い人生、何もしない時期はあってもいいのです。
今の自分を受け入れて、心を落ち着かせたらましょう。そして、気持ちを落ち着かせてから少しずつ転職活動を始めてみましょう。無職の方におすすめの就職活動の方法は、転職エージェントを活用することです。
無職のあなたが再就職を目指す際、空白期間がネックになる場合もあるでしょう。一人で就職活動を進めてしまうと、無職期間が長期化する恐れがあります。そのため、転職のプロに就職をサポートしてもらうことが最もベストな選択となるでしょう。
就職に関するさまざまな相談ができますから、それだけでも心が晴れてくるはずです。「無職でも転職エージェントは使えるの?」と思うかもしれません。無職でも、もちろん転職エージェントは使えます。むしろ、無職にこそ転職エージェントを活用するメリットは大きいでしょう。
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無職におすすめの転職エージェントは以下の2社です。
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あなたは、今の無職の自分が好きですか?私は転職エージェントに相談したことで、再びきちんとした社会人になることが出来たのは本当に大きかったです。
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【経歴に自信がない人】
【親身なサポートを受けたい人】
【とりあえず自己分析がしたい人】
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